名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限教育相談春A名古屋 22小原 倫子AQ2305

【授業情報】

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講義概要

この講義は、教免法における「生徒指導、教育相談及び進路指導に関する科目」に該当するものであり、教育相談について論じる。 今教育界で問題になっている不登校、いじめ、非行、学校崩壊といった領域の問題を直接考えなければならない科目である。不登校、いじめ、非行、自殺など学校における生徒指導上の諸問題は、年々複雑な様相を見せており、最近では、授業の成立しない学級が増加するなどの問題も発生している。社会の急激な変化に伴い、人格形成の基礎となる家族構造の変化、家庭や地域の教育力の低下、さらに少子化の進行など、子ども達の意識や行動に様々なゆがみや弱さが生じている。平成20年版の新学習指導要領では、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの育成が重視されている。これまでの、学校における生徒指導、教育相談は、問題行動への対処という消極的な側面のみ強調される傾向が見受けられた。生徒指導、教育相談、進路指導は、本来、ひとり一人の児童生徒の望ましい人格形成を通して、自らの自己実現の力を育む積極的な側面を持ち、「生きる力」を育む教育機能として、学校教育の重要な柱である。「生きる力」を育て、「個性の伸長」をめざす教育改革の進行する学校教育のなかで、近い将来教壇に立つ学生の皆様に、学校現場の現状理解を深め、学校現場で活用できる実践知の習得を目指して、学習を進めていきたい。特に、不登校、いじめ、虐待等への取り組みは、事例を挙げながら考えて行きたい。具体的には、教育相談の意義と課題、対応方法や展開のあり方について、教育学、心理学の知見を基礎に、事例を示しながら講義する。講義を行うのみならず、学修がより効果的になるように、演習や学生間の意見交換の機会を設ける。



【学習到達目標】

・学校における教育相談の意義と課題を理解し、様々な課題について心理学の知見に基づいて考えを導くことできる。
・課題への対応や予防だけではなく、子どもの発達的側面の支援を担う教育相談のあり方を理解し、説明することができる。
・教育相談における実態把握の重要性と方法を理解し、実践に向かうことができる。
・教育相談に関するカウンセリングの意義、理論や技法の基本を理解し、実践に向かうことができる。
・教育相談における組織的な対応や連携の必要性を理解し、説明することができる。
以上の学修内容を踏まえて、教育相談の進め方を例示することができる。



履修上の注意

この科目は、教員免許を取得することを最終の目標とした科目であり、将来教員になるという意識をしっかり持っていることが重要である。
よりよい教員とはどのようなものか、常に考える姿勢が大切である。



【事前準備学習】

教育心理学概論1,および2の単位取得済みであることが望ましい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書指定しない。資料や教材を適宜配付する。
参考書『学校で役立つ教育相談』 谷口篤・丸山真奈美(編) 八千代出版 2019
『生徒指導提要』 生徒指導提要 文部科学省 教育図書 2022
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

試験 75%  平常点 25%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1学校における教育相談:授業の概要について理解するとともに、学校における教育相談について考える。
2教育相談の意義と機能、教員が対応すべき課題を理解する。
3幼児期・児童期・青年期の発達段階・課題について、理論と事例から理解する。
4教育相談の観点から、学校における子どもの適応について考える。
5発達障害の特性や困難について学び、基本的な対応のあり方を理解する。
6不登校に関する現状と課題について学び、基本的な対応のあり方を理解する。
7いじめに関する現状と課題について学び、基本的な対応のあり方を理解する。
8虐待や非行、メンタルヘルスの問題に関する現状と課題を学び、基本的な対応のあり方を理解する。
9アセスメントの基本を学び、演習を交えながらその概要を理解する。
10アセスメントによる実態把握の方法とそれを活用した対応を理解する。
11カウンセリングの基本について学び、演習を交えながらその概要を理解する。
12カウンセリングマインドの必要性について確認するとともに、グループエンカウンターの基本を理解する。
13教育相談コーディネーター等の校務分掌やスクールカウンセラー等の専門スタッフについて学び、その役割や校内連携のあり方を理解する。
14医療・福祉・心理等の専門機関の役割について学び、校外連携のあり方を理解する。
15教育相談の計画立案方法について学び、保護者を含めた校内外の連携に基づく展開のあり方を理解する。
16定期試験期間