名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限【教養】哲学秋A名古屋 21横路 佳幸AN1301

【授業情報】

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講義概要

■講義概要と目的
この講義では、倫理学・法哲学・形而上学・言語哲学といった領域から具体的な問い(トロッコ問題、貧困・格差、正義、人の存在、殺人、コミュニケーション、嘘など)を取り上げ、毎回一つずつ、問いの応答に取り組みます。特に、哲学的なテキストや思考実験を読み解くことで、道徳的ジレンマや社会問題、哲学的パラドクスを知り、それに対する自分の考えを明確に表現する方法を学びます。この講義を通して、問題の本質を見抜く分析力と、常識や前提を疑う批判精神を養い、自分自身や社会と向き合うための構えを身に付けることを目的とします。

■授業の進め方
講義は、担当者による問題提起とレクチャーをもとに進行します。ただし、毎授業冒頭で、皆さんからもらったミニッツペーパーの一部を紹介するとともに、それにどのように応答すべきかを皆さんと一緒に考えます。

■ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)との関わり
本授業は、本学が掲げる教育目標のうち、特に以下の習得を目的とします。
○知識・技能
3)情報収集・分析力、論理的思考力等の技能を身に付けている。(哲学的な思考実験や文献読解を通じて、論理的な分析力を養います)
○思考力・判断力・表現力
1)実社会で生起する様々な課題を正確に理解し、それぞれの学問領域に即して解決策を考えることができる。(格差や差別、生命倫理などの現代的な課題に対し、哲学的視座からアプローチします)
2)他者に対して、自分の考えを口頭や文章によって的確に伝えることができる。(ミニッツペーパーや試験における論述を通じて、自分の思考を言語化する力を高めます)



【学習到達目標】

本授業を通じて、以下の能力を習得することを目標とします。
■哲学的思考と分析力の獲得
道徳的ジレンマやパラドクスに対し、「なぜそれが問題なのか」「どのような原理が対立しているのか」を論理的に整理・分析することができる。
■批判的思考(クリティカル・シンキング)の醸成
「常識」や「当たり前」とされている前提を疑い、多角的な視点から物事を捉え直すことで、自分なりの意見や反論を構築・表明できる。
■抽象的な概念の言語化能力
「正義」「同一性」「意味」といった抽象的な概念について、他者に伝わるように筋道立てて説明する能力を養い、哲学以外の場面でも丁寧な思考を展開できる。



履修上の注意

■アナウンスの確認
毎回の授業に関する詳細な連絡事項は、事前に教員からアナウンスされるので、必ず確認してください。



【事前準備学習】

■事前学習
各回の授業テーマについて、関連するニュースを調べたり、自分なりの考えをメモしたりするなどの準備を行ってから授業に臨むこと(90分)
■事後学習
授業後は、授業中に登場した議論や考えに対する疑問点や批判意見を整理し、ミニッツペーパーを提出すること(90分)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は指定しません。講義のなかで適宜資料を配布します。
参考書講義のなかで適宜紹介します。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

以下の合計点から評価します。
■ミニッツペーパー:30%
毎回の提出内容(問いに対する真摯な応答ができているか)を評価します。
■試験:70%
前半試験(第8回)と後半試験(第15回)を実施し、講義内容の理解度と論述力を評価します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション:哲学って何やるの?
2倫理学①――5人の命を救うためなら無実の1人を殺しても許されるだろうか?
3倫理学②――なぜ私たちは「直接手を下す」ことには強い抵抗を感じるのだろうか?
4倫理学③――飢餓や貧困で苦しむ人々を救うのは義務か? 牛や豚を食べるのは悪か?
5法哲学①――生まれながらの才能や運による格差は、どこまで是正されるべきか?
6法哲学②――自由と平等が対立するとき、私たちはどちらを優先すべきだろうか?
7法哲学③――明らかに不道徳な法律でも、私たちはそれを守る義務があるのだろうか?
8前半の振り返りと授業内試験
9形而上学①――昨日の私と今日の私はなぜ同じ「私」なのだろうか?
10形而上学②――私が「私」であり続けることは、それほど重要なことなのだろうか?
11形而上学③――なぜ人を殺してはいけないのか? 中絶は殺人なのだろうか?
12言語哲学①――直接言っていないことが、なぜ相手に伝わるのだろうか?
13言語哲学②——嘘ではないが誤解させる発言は、法的・道徳的に許されるのか?
14言語哲学③——私たちの会話はなぜすれ違ってしまうのだろうか?
15後半の振り返りと授業内試験
16定期試験期間