名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
秋木2限簿記中級秋A名古屋 22久保田 良貴CT2311

【授業情報】

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【講義概要】

「簿記初級」で学習した日商簿記検定3級の処理を土台に、2級の商業簿記で問われる範囲を学びます。2級で新たに加わるのは、有価証券や引当金、税効果会計のように見積りや評価をともなう処理と、企業グループ全体をひとつの会社とみなして財務諸表を作り直す連結会計です。教科書『検定簿記ワークブック/2級商業簿記』の演習問題を通じて、計算と仕訳を身につけます。

授業は参考書『検定簿記講義/2級商業簿記』の章立てに沿って進みます。はじめに簿記一巡の手続きを復習し、現金預金と債権の処理へ進みます。銀行の残高と帳簿の残高が食い違う原因を整理する銀行勘定調整表、債権の譲渡、電子記録債権・電子記録債務をあつかいます。続いて有価証券を、保有目的による4つの区分ごとに、取得・売却・期末評価まで通して学びます。

商品売買では、売上原価の計算方法の違い、払出単価の決め方、契約資産・契約負債や変動対価といった収益認識の考え方、棚卸減耗損と商品評価損を学びます。固定資産は、取得原価の決め方から減価償却の各方法、売却・除却・買換え、無形固定資産とのれんまでを2回に分けます。あわせて株式会社の純資産と、貸倒引当金をはじめとする各種の引当金を学習します。

後半は2級の山場である連結会計に2回を充てます。親会社の投資と子会社の資本を相殺する資本連結、非支配株主持分、のれん、企業グループ内部の取引の相殺消去と未実現損益の消去、連結精算表までを段階的に学びます。最後に法人税等・消費税・税効果会計を学習し、決算手続と財務諸表の作成で簿記一巡を締めくくります。

なお、この授業は、本学のディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「情報収集・分析力、論理的思考力等の技能を身に付ける」ことを主な目的としています。



【学習到達目標】

1. 2級商業簿記の重要論点を正確に処理できる
有価証券・固定資産・引当金・純資産など、見積りや評価をともなう一連の処理を正しく仕訳できる。
2. 連結財務諸表の作成手続きを理解する
資本連結と内部取引の相殺消去がなぜ必要なのかを理解し、連結修正仕訳を行える。
3. 決算手続を通して財務諸表を完成させられる
決算整理から財務諸表の作成までを一貫して行い、日商簿記検定2級レベルの総合問題に対応できる。



【履修上の注意】

1. 簿記初級の知識を前提とした授業
日商簿記検定3級レベルの仕訳と決算整理を理解していることが前提です。不安がある方は「簿記初級」の内容を復習してください。
2. 演習問題を通じた実践重視
毎回、仕訳と計算の演習を行います。ノート(タブレット端末での代用可)と電卓を忘れずに持参してください。
3. 毎回の学習が積み重なる科目
段階的に難しくなるため、欠席や遅刻は理解の妨げになります。やむを得ず休む場合はノートや資料を必ず確認しておきましょう。私語や規定時間以上の遅刻・途中退席など、授業態度不良とみなした場合は失格とすることがあります。
4. 課題は各自で作成すること
任意課題について相談し合うのは構いませんが、提出物は各自が作成してください。答案やファイルそのものの受け渡しは認めません。



【事前準備学習】

事前学習:次回にあつかう範囲を参考書で確認し、出てくる勘定科目に目を通しておくと理解が深まります。3級で学習した仕訳が土台になるので、あいまいな箇所は早めに確認しておいてください。

事後学習:各回の講義後、授業内で解いた問題を再度解き直してください。特に有価証券の期末評価、連結修正仕訳、税効果会計は一度の学習では定着しにくいため、手順と考え方を確認しながら繰り返し解くことが重要です。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『検定簿記ワークブック/2級商業簿記』 渡部裕亘・片山覚・川村義則 編著 中央経済社 2026年
各論点の練習問題を収録した問題集です。実際の試験傾向に沿った問題が収録されており、解答解説で重要論点を再確認できるため、繰り返し解いて定着を図ることが重要です。
参考書『検定簿記講義/2級商業簿記』 渡部裕亘・片山覚・川村義則 編著 中央経済社 2026年
各論点の解説と例題が充実したテキストです。授業はこの章立てに沿って進みます。連結会計や税効果会計など、はじめて学ぶ論点の背景を理解するために活用してください。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

【評価方法】

1. 期末試験(50%)
学期末に実施する筆記試験で、日商簿記検定2級の商業簿記レベルの問題を中心に出題します。仕訳処理、連結会計、決算整理と財務諸表の作成などを総合的に評価します。
2. 確認テスト(計50%=①25%・②25%)
学期の途中で2回実施します。各回の内容が積み上がる科目なので、範囲を区切って理解度を確認し、期末試験までにつまずきを見つけて修正する機会とします。実施日と出題範囲は事前に授業内で告知します。
3. 加点(任意課題・資格取得)
任意提出の演習課題の提出状況に応じて加点します。簿記に関する検定資格は、申請により加点します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション/簿記一巡の復習
2銀行勘定調整表・債権の譲渡・電子記録債権と電子記録債務(第2章・第3章)
3有価証券(1) 4つの区分と取得・売却・端数利息(第4章)
4有価証券(2) 期末評価と償却原価法/債務の保証・未決算(第4章・第5章)
5確認テスト①/商品売買(1) 売上原価の計算方法・払出単価・商品有高帳(第6章)
6商品売買(2) 契約資産・契約負債・変動対価/棚卸減耗損・商品評価損/サービス業の会計(第6章・第9章)
7固定資産(1) 取得原価・割賦購入・修繕と改良・減価償却(第7章)
8固定資産(2) 固定資産の処分・無形固定資産とのれん(第7章)
9株式会社の純資産:設立・増資・剰余金の配当・合併(第10章)
10確認テスト②/引当金:貸倒・商品保証・賞与・退職給付・修繕(第8章)
11連結会計(1) 資本連結・非支配株主持分・のれん(第17章)
12連結会計(2) 内部取引の相殺消去・未実現損益・連結精算表(第17章)
13法人税等・消費税・税効果会計(第11章・第14章)
14決算手続と財務諸表の作成(第15章)
15総まとめ:2級商業簿記の総復習
16定期試験期間