名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限工業簿記1春A名古屋 22久保田 良貴

【授業情報】

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講義概要

本講義は、工業簿記の基礎を習得することを目的とし、特に実務的な手続きや仕分けの方法に焦点を当てます。工業簿記は、原価計算に基づいて、製造業の経営状況を把握し、効率的な経営資源の配分をサポートする重要な役割を果たします。製造業における会計処理とその仕組みを理解することで、製造業に特有の財務諸表作成に必要な原価計算の基本概念を学ぶことができます。
授業内容としては、前半では、製造業の経営活動の特徴を理解し、工業簿記と原価計算の関係を学びます。続いて、工業簿記の仕組みを解説し、勘定科目や帳簿組織、決算処理などの基本操作に触れます。さらに、材料費、労務費、経費、製造間接費など、具体的な原価項目の計算方法とその記帳方法を事例を交えて学びます。これらを通じて、学生は工業簿記の実務的な運用方法を身につけ、今後の管理会計や原価計算に必要な基盤を築くことができます。
後半では「個別原価計算」と「総合原価計算」の基礎を学びますが、特に、製造業に必要不可欠な原価計算である総合原価計算の理解に重点を置きます。総合原価計算において、月末仕掛品原価や完成品の総合原価を計算し、記帳手続きを実践することで、学生は工業簿記の基本的なフローを理解し、製造業における原価管理の全体像を把握できるようになります。授業では、実務で役立つ知識を中心に、記帳の基本的なスキルをしっかりと学んでいきます。
本講義は、工業簿記の基本を確実に身につけ、次のステップへ進むための礎を築くことを目指します。秋学期の「工業簿記2」では、さらに実務的な応用を深めつつ、日商簿記検定2級レベルの工業簿記の完成を目指す予定です。また、関連科目「原価計算論」「原価計算システム論」の基礎となる内容も含まれており、管理会計を体系的に学ぶための基礎を築くことにもつながります。
なお、この授業は、本学のディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「情報収集・分析力、論理的思考力等の技能を身に付ける」ことを主な目的としています。



【学習到達目標】

1. 工業簿記の基本的な仕組みと仕訳の流れを理解し、実際に会計処理ができること。
2. 材料費、労務費、経費などの計算方法と記帳方法を習得し、製品原価の計算に必要な基礎的な知識を得ること。
3. 製造間接費の処理方法や部門別費用の集計方法を学び、財務諸表に正確に反映できること。
4. 総合原価計算の基本的な考え方を理解し、月末仕掛品原価や完成品原価の計算方法を身につけること。



履修上の注意

1. 簿記入門や簿記初級の基礎知識を前提とした授業
仕訳や勘定科目、簡単な帳簿記入の基礎を理解していることが望ましいです。自信がない方は「簿記入門」や「簿記初級」レベルの復習を行ってください。
2. 演習問題を通じた実践重視
講義中には原価計算に関連する仕訳を中心に実務的な問題を多く扱います。ノート(タブレット端末での代用可)と電卓を忘れずに持参し、細かな計算ミスにも注意しながら進めてください。
3. 毎回の学習が積み重なる科目
各回の内容が前回までの学習を前提としているため、欠席や遅刻は理解の妨げになります。やむを得ず休む場合は必ずノートや資料を確認しておきましょう。私語や規定時間以上の遅刻・途中退席等、授業態度不良者とみなした場合は失格とすることもあるので、注意してください。



【事前準備学習】

講義を受ける前に、教科書で工業簿記の基礎概念や計算方法を予習し、各章で使用する具体的な計算方法や仕訳手順に慣れておくことが推奨されます。
また、授業で取り扱うワークブックの練習問題を繰り返し解き、理解度を確認し、不明点があればその都度、講義で確認することが大切です。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『検定簿記ワークブック/2級工業簿記』 岡本清・廣本敏郎 編著 中央経済社 2025年
教科書で学んだ理論について実際に手を動かして確認するための演習問題集です。各章に沿った問題が豊富に収められており、実際の試験を想定した問題も多く、繰り返し解くことで理解を深め、試験準備に役立ちます。特に、実際の会計処理を身につけるための演習問題が中心となっており、工業簿記の実務的なスキルを効率的に磨くことができます。
参考書『検定簿記講義/2級工業簿記』 岡本清・廣本敏郎 編著 中央経済社 2025年
工業簿記に必要な基礎知識から応用までを網羅的に解説しています。特に、製造業における各種原価要素(材料費、労務費、経費など)の計算方法や仕分け方法に重点を置いています。また、工業簿記2級の試験に対応した内容であり、実務的な会計処理と合わせて、試験対策にも十分対応しています。これにより、工業簿記の基礎を学びながら、実践的な会計スキルを習得できます。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

1. 定期試験(40%)
定期試験を通じて、工業簿記2級レベルの問題に対応する総合力を評価します。具体的には、費目別計算や個別原価計算総合原価計算などの問題が中心に出題されます。
2. 確認テスト(40%)
定期的に実施される確認テストによる理解度を評価対象とします。問題を確実に解き、期末試験に向けてミスを自分で発見・修正できるかが重要です。
3. 平常点(20%)
演習問題の提出状況、授業への参加態度や質疑応答への積極性などを総合的に判断します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション
2工業簿記の基礎概念と目的
3工業簿記の仕組みと勘定科目
4材料費の計算と記帳
5労務費の計算と記帳
6経費計算の基本と記帳
7製造間接費の計算と配賦
8部門費計算の意義と方法
9個別原価計算の方法と記帳
10総合原価計算の基本概念
11平均法と先入先出法による総合原価計算
12月末仕掛品原価と完成品総合原価の計算
13総合原価計算と減損の取り扱い
14総合原価計算の実務応用
15工程別総合原価計算と記帳
16定期試験期間