名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限日本語教授法2(言語理論の応用)春A名古屋 22梶川 克哉FE2404

【授業情報】

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講義概要

どの言語でも、語や句といった言語表現にはその話者が世界をどのように捉えているかという認知能力が表われている。さらに、ある言語表現には、母語話者でもいざ説明しようと思っても説明しにくい類義表現がある(例:ドアをひらく―ドアをあける)。また、通常、一つの言語表現は複数の意味からなるネットワークを形成しており、文脈に応じていずれか一つか活性化する(例:服をハンガーにかける―論文を審査にかける)。いわゆる「多義語」と呼ばれるものであり、その多義構造は学習者の母語の意味体系とは異なっている場合が多い。したがって、コミュニケーションに欠かせない類義表現や多義語の正しい理解は、学習者にとって大きなハードルと言っても過言ではない。
本講義では、まず認知言語学の分析手法を用いて、類義関係や多義構造の分析の方法を学ぶ。後半では、受講者自身、日本語の類義表現分析を実際に行い、発表する。
この講義は、日本社会において必要不可欠な日本語というコミュニケーションツールに関する知識を体系的に学び、実際に分析活動を行うことで、洞察力を養うものである。これにより、下記の大学ディプロマポリシー(DP)および外国語学部ディプロマポリシー(DP)の実現が期待される。
1.人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識を身に付けている。<大学DP 知識・技能 1>
2.言語についての幅広い知識を獲得し、それを活かすことができる。<外国語学部DP 知識・技能 1>
日本語を世界の言語の一つとして捉え、他言語を想定しながらその特徴を考察しようとする手法は以下のディプロマポリシーの実現も期待される。
3.世界の人間、文化、歴史、価値観などを尊重することができ、より広い視野から世界を観察することができる。<外国語学部DP 主体性・多様性・協働性 2>
本講義は日本語教員養成プログラムの一つに含まれる。<外国語学部 カリキュラムポリシー 教育内容 4>



【学習到達目標】

外国語学部DPを中心的な目標に据え、特に下記の項目を本講義の到達目標とする。
・日本語の類義表現の意味的共通点と相違点を用例とともに適切に学習者に伝えることができる。
・日本語の多義表現の意味的関係性を認知言語学的に説明することができる。



履修上の注意

基本的な日本語の文構造や品詞について理解していること。日本語学1~4も履修していることが望ましい。
辞書や参考書類はできるかぎり使用しないで、自分自身の日本語知識を駆使して質問や課題に取り組んでほしい。
授業内のグループディスカッションや教師からの質問には積極的に発言すること。



【事前準備学習】

1)事前学習(2時間)
教科書の指定箇所を読み、授業内で議論できるよう、理解しておくこと。できれば自分なりの考察をしておくと、理解が深まる。授業内あるいはCCSで指定箇所を告知します。

2)事後学習(2時間)
授業の内容の復習問題を課すので、期限内に提出すること。
(期限を過ぎてからの提出は認められません)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『認知意味論のしくみ』 籾山洋介 研究社 2002
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

課題提出 20%、 平常点 10%、 プレゼンテーション30%、 試験 40%

 「課題」は授業後に課す復習問題
 「平常点」は授業内に挙手して発言した回数
 「プレゼンテーション」は担当表現の分析・発表
 「試験」は期末試験を指す。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション(“ことばの意味を考える”とは?
2一般意味論(1)—比較能力—
3一般意味論(2)—参照点能力、捉え方—
4認知意味論(1)—経験基盤主義—
5認知意味論(2)—百科事典的意味観—
6認知意味論(3)—プロトタイプカテゴリー—
7認知意味論(4)—メタファー、シネクドキー—
8認知意味論(5)—メトニミー—
9類義表現の意味(1)—分析方法—
10類義表現の意味(2)—類義文の分析—
11初級類義表現(語彙/文型)分析への応用(1)
12初級類義表現(語彙/文型)分析への応用(2)
13上級類義表現(語彙/文型)分析への応用(1)
14上級類義表現(語彙/文型)分析への応用(2)
15振り返り