【講義概要】
公務員(国家・地方上級)試験においては行政職の専門試験において民法が必須科目であり、しかも合否を分ける重要な科目です。だだ、民法の学習をひとたび始めたとしてもその範囲の膨大さから全範囲の理解はおろか学習さえも進まない事態が起こりかねず学生を悩ます一因となっています。
しかしながら、公務員試験における民法は扱われる範囲に一定の傾向があり、頻出の分野を学ぶことで民法を体系的に理解しつつ合格レベルの知識を養うことは難しいことではありません。
本講義ではこれまで民法にふれたことのない学生を対象に、難解な用語の解説から有名な判例の事例を用いつつ民法独特の思考回路を教示します。これにより、民法の基本理念、事例の分析、あてはめといった体系的な理解が身に付くと思います。またこの基本的な思考回路により公務員試験における民法の基本的な問題を解くことができるようになります。
教材についても民法だけでなく法律そのものを初めて学ぶ者にとっても理解しやすくかつ自学においても使い勝手の良い「基礎民法」を利用することによって法律アレルギーをなくし、全範囲をスピーディに復習することができるようになります。これを読み進めることによって寧ろより難解な理論や判例の理解が進むことになるだけでなく、そういった難解な理論へのチャレンジ精神が養われることもありえます。
最終的には本講義を受講することによって、公務員試験合格に必須な基本的問題を正答に導く民法の思考回路を身につけ、難関論点へのチャレンジ精神やその理論の理解の礎が構築できるようになります。
【学習到達目標】
経済学部のディプロマ・プロシーの以下の能力を身につけるよう授業運営を行ないます。
・経済社会が抱えるさまざまな課題に対する関心と問題意識をもつことができる。
・文献資料やデータを収集し、適切に処理することができる。
・政治や法とのつながりを理解し、経済社会を多面的に捉えることができる。
【履修上の注意】
2年生以上で履修を希望する学生は、シラバスを熟読するようにしてください。2025年度までの講義テーマと異なっています。注意してください。
授業は、専門学校の講師をインストラクターとして招き、担当することになります。
公務員試験のための問題演習を行うので、4年生以上が単位修得目的で履修しても、授業についていけなくなると思います。ですから、そのような学生は履修を控えてください。
【事前準備学習】
事前に「民法とは何か」ということについて基本書を読んでおくことを強く勧めます。また、『3日でわかる法律入門シリーズ』なども良いです。
そのうえで授業後に、小テストやテキストによる復習を最低1時間は欠かさないようにしてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| 教科書 | 『公共政策演習テキスト(民法)』 東京リーガルマインド *上記テキストは、市販されたものではありません。
日時・価格の告知は、1回目の授業の際に行います。 |
| 参考書 | 『六法全書』 『択一六法 民法』 *上記のような民法の全条文が掲載されていることを推奨します。
出版社などは問わないが、最新版を推奨します。
例えば、公務員試験六法など。
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| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
出席状況を前提とし、そのうえで以下の成績を総合評価します。
・毎回のミニテストへの回答とその成績
・期末試験の成績
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | ガイダンス・民法の基本原則 | |
| 2 | 総則① 「意思表示」 心裡留保・虚偽表示 | |
| 3 | 総則② 「意思表示」 錯誤・詐欺・強迫 | |
| 4 | 総則③ 「代理」 基本原則 | |
| 5 | 総則④ 「代理」 無権代理・表見代理 | |
| 6 | 総則⑤ 「時効制度」 | |
| 7 | 物権① 「物権変動」 当事者と第三者 | |
| 8 | 物権② 「物権変動」 第三者と登記 | |
| 9 | 債権① 「債務不履行・解除」 | |
| 10 | 債権② 「弁済・相殺」 | |
| 11 | 担保と保全① 「抵当権」 基本原理 | |
| 12 | 担保と保全② 「抵当権」 第三取得者の保護・法定地上権 | |
| 13 | 担保と保全③ 「保証・連帯債務」 | |
| 14 | 債権③ 「賃貸借」 | |
| 15 | 法定債権 「不法行為」 | |
| 16 | 定期試験期間 | |