名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限道徳教育論春A名古屋 22天野 幸輔AQ2303

【授業情報】

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講義概要

 「特別の教科 道徳」(道徳科)が新設され、学校での道徳教育は新しい時代を迎えています。この授業ではまず、「学習指導要領」等を正確に理解し、これからの道徳教育とその要としての道徳科に求められる教育内容や指導方法について認識を深めて参ります。
 そのうえで、児童生徒の道徳性の発達に関する理論もふまえて、道徳科の目標、内容、指導計画等を理解し、教材研究や学習指導案の作成等を通して、実践的な指導力の基礎を身につけます。
 教材の範読の練習、発問に対する切り返し、説話の練習など、毎時少しずつ課題を与え、仲間と比べ合って、自分の指導力や実践力を高めていきます。またさらに毎回、仲間との発問に関する意見交換を行ったり、指定論文の感想発表を行ったりするなど、出席しないと身に付いていかない授業実践のエッセンスが存在します。受け身ではなく、積極的な授業への参加姿勢が望まれます。
 さらに教育実習で道徳科の授業実践を指示されるケースがあることに鑑み、指定した教材を用いて学習指導案を作成する。このことを通じて、授業づくりの基礎や教材研究の方法を身につけるとともに、教育実習で作成する学習指導案の原型を手にすることになります。
 なお、この授業は、教員免許状関連科目のなかの「道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目」のうち、科目区分「道徳の理論及び指導法」に該当します。



【学習到達目標】

・道徳とは何か、また道徳の本質、道徳科の特質を的確に、自分の言葉で説明できる。
・道徳教育の歴史と現状、現代的課題(いじめ・情報モラルなど)について理解している。
・子どもの心の成長と道徳性の発達について理解している。
・学校教育における道徳教育の指導計画や。教育活動全体を通じた指導の必要性を理解している。
・道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴を理解している。



履修上の注意

 座席は指定とします。適宜、席替えを行い、様々な仲間と学び合う雰囲気で様々な訓練・練習も継続的に行います。
 学習到達目標の達成を目指して、学習指導要領の内容について、小テストを実施することがあります。
 講義で学んだ内容を、教科書を用いて相対化するレポートを、講義終末の振り返りカードへ記入してもらうことがあります。
 学んだ内容や考えたことを伝え合い、協力して学修成果を発表してもらいます。これに伴い、安易な欠席や話合わない態度は、仲間の学びの質に影響を与えることから、厳に慎んでください。
 CCSのMinutePaperを利用したり、レポートをワードデータとして入力したりするため、PCを毎回持参してください。
 第1回目から授業時間内にレポートを入力します。履修変更等で第2回目から参加の人にも出していただきます。



【事前準備学習】

・毎回予習・復習各2時間相応の学修内容を教科書から指定したり、授業内に指定箇所を読んで、意見交換をしたりします。
・資料を配付します。最終レポートで必要になりますので、講義で扱いきれなったところは自身で読み、資料管理を行うこと。
・講義で得た「問い」を解決すべく、意欲的に取り組んでください。
・学習指導案の作成については、その形式において指定された様式、提出方法を守ること。
・レポートや学習指導案は自身で考え、文字化していかないと実際に使える知識や技能には到達できないことを念頭に、真剣な学修態度で臨むこと。その意味で毎回の振り返りカードへ、考えたことを、残された問いを必ず記述すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『未来の教育を創る教職教養指針8 道徳教育』 下司晶 編著 学文社 2023年
毎回、教科書を使って学修を進めます。また教科書から指定部分を読んで、意見を記す宿題を課すことがあります。これまで、印刷資料が多い点が、学生による授業アンケートで改善点として、学生側から指摘されました。
参考書『道徳教育の理論と方法』 走井洋一 編著 ミネルヴァ書房 2020年
『道徳教育』 荒木寿友ら 編著 ミネルヴァ書房 2019年
『新道徳教育全集第1巻 道徳教育の変遷・展開・展望』 日本道徳教育学会全集編集委員会 学文社 2021年
『新道徳教育全集第3巻 幼稚園、小学校における新しい道徳教育』 日本道徳教育学会全集編集委員会 学文社 2021年
教職を目指す学生は、上記以外に日々出版される授業方法、実践例の文献にあたることを強く進めます。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

毎時の振り返りカードや小レポートの記述内容:35%程度、提出物の内容及び出来ばえ、充実度:25%程度(あわせて60%程度)、期末レポート(40%程度)。
提出方法は授業内でのワークシートへの記述や、CCSを利用したワードデータ形式、CCSへの文章の直接入力です。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1はじめに:道徳教育をめぐる近年の状況と道徳の「特別の教科」化
2「学習指導要領」を理解する①:学校の教育活動全体における道徳教育
3「学習指導要領」を理解する②:道徳教育の要としての道徳科
4道徳教育の歴史①:戦前の道徳教育
5道徳教育の歴史②:戦後の道徳教育
6道徳性の発達理論:コールバーグの理論を中心に
7代表的な道徳教育観と多様な方法論
8道徳学習指導案と授業の組み立て
9学習指導案の作成と教材の活用、模擬授業①:「裏庭でのできごと」
10学習指導案の作成と教材の活用、模擬授業②:「卒業文集最後の二行」
11道徳教育、道徳科における特性・特質を踏まえた評価の在り方
12現代的課題と道徳教育①:情報モラルと道徳教育
13現代的課題と道徳教育②:キャリア教育と道徳教育
14現代的課題と道徳教育③:いじめと道徳教育
15まとめ:道徳教育の動向と今後の課題(発達支持、国際比較などを手がかりに)
16定期試験期間