【講義概要】
流通は、私たちの生活にとってきわめて身近な存在です。ほとんどの人たちは小売業と接した経験を有しているはずです。しかし、それだけ存在が身近だといっても、流通のことを十分に理解できるわけではありません。通常、流通とはメーカーが生産した製品が、私たち消費者によって消費されるまでのすべての過程を指します。したがって私たちが普段接している小売業は流通の一部分にすぎません。つまり、流通を理解するにはその全体にまで視野を広げることが必要になります。そこで講義ではその理解のために、小売店頭や売り場などを表面的に理解するだけでなく、それを支えるシステムとしての流通全体を捉える理論を学んでいきます。
なお本科目は、小売経営論やマーケティング論などの科目と関連が深いため、合わせて履修することが求められる。
本講義はディプロマ・ポリシーの【知識・技能】における、②流通・マーケティング、経営・ファイナンス、簿記・会計、スポーツマネジメントなど、商学における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や産業が直面する問題の本質を正しく理解することができること、③修得した知識や技能を活用して、実際のビジネスや企業経営ならびにスポーツマネジメントに関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身につけることができること、また【主体性・多様性・協働性】における産業や市場および企業の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、流通・マーケティング、経営・ファイナンス、 簿記・会計、スポーツマネジメントに関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて問題解決する能力を身につけることができることの育成を目的とする。
【学習到達目標】
社会における流通の基本的な役割や性質を理解することができる。
具体的な事例をとおして、商業だけでなくメーカーとの関係やその変化などより広い視点をもつことができる。
日常において「当たり前」と見逃されることを問う視点をもつことができる。
【履修上の注意】
この授業は、対面(面接)授業を基本とするが、状況によってCCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施する。その場合の対応方法はCCSで連絡をする。
欠席した場合の情報収集は自身の責任において行うこと。
自身の買い物行動や店頭のあり方など日々の流通現場においてどのような変化があるか意識して疑問を感じること。
【事前準備学習】
予習・復習としてシラバスや範囲に該当する参考書を2時間程度読んでおくこと。
日ごろの買い物などで身近な商品などがどのようにして、流通されているのかということについて、新聞やニュースなどから毎回2時間程度、情報収集すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| 教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
| 参考書 | 『1からの流通システム』 崔相鐵・岸本徹也 編 碩学舎 2018 『流通論をつかむ』 渡辺達朗・原頼利・遠藤明子・田村晃二 有斐閣 2008 『1からの流通論<第2版>』 石原武政・竹村正明・細井謙一 編 碩学舎 2018 |
| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験 80% 発言や毎回のミニッツペーパー課題など授業貢献 20%
毎回のミニッツペーパー課題の内容(質問)などは次回授業の冒頭でフィードバックする。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | イントロダクション-流通システムで何を学ぶか | |
| 2 | 流通・商業のはたらき | |
| 3 | 商業の存立根拠:商業の社会性 | |
| 4 | 商業の存立根拠:複数存在について | |
| 5 | 商業の歴史:生産と商業の関連から | |
| 6 | 卸売業の機能 | |
| 7 | 卸売業の形態と構造 | |
| 8 | 流通革命と問屋無用論 | |
| 9 | 流通とマーケティングの関係 | |
| 10 | チャネル政策と流通系列化 | |
| 11 | リテールサポートと新取引制度 | |
| 12 | サプライチェーンマネジメント | |
| 13 | 中央卸売市場の基礎 | |
| 14 | 流通政策の基礎 | |
| 15 | 全体のふりかえりとまとめ | |
| 16 | 定期試験期間 | |