名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限聖書学春A名古屋 22北垣 創AC2301

【授業情報】

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講義概要

この講義では、聖書と、様々な文学作品を比較、考察することを通して、それぞれの物語が何を伝えようとしているのかを考えます。優れた文学作品は、個々の作家、作品に固有の仕方で、わたしたちにいろいろなことがらを考えさせてくれますが、そこには、聖書のような、宗教的な言語が伝えようとすることがらと相通じる、あるいは重なりあうところがあるように思われます。というのは、文学も、宗教も、人間と、人間がそこに生きている世界のありようを探求する営み、ということでは同じだからです。それらが共鳴する声に耳を傾けることによって、言葉が我々に喚び起こすものがどのようなものなのかを考えます。また、個々の文学作品との対比を通して、聖書の世界観や人間観に対する理解をより深めていきたいと思います。それがカリキュラムポリシーであるキリスト教主義に基づいた豊かな人格の形成、社会生活に必要な知識や技能の修得、成熟した市民として必要な教養の獲得につながります。
 



【学習到達目標】

・それぞれの作品の読解を通して、そこに描かれている世界や人間の姿を捉え、それらが我々に何を問いかけているのかを具体的な言葉として表現する。
・それらの問いに対して、各自がどのように応えるのかを考え、具体的な言葉として表現する。
・様々な文学作品との対比を通して、聖書を多角的な視点から捉え、より深く理解する。



履修上の注意

・積極的な授業参加を心掛けてください。毎回の授業で分からないところ、曖昧なところを残さないように質問してください。
・授業には『聖書(新共同訳)を必ず持ってきてください。
・リアクションペーパーを書くときには、自分の考えを、自分の言葉で、読む人にわかるように考えて書いてください。




【事前準備学習】

・授業で使うテキストを事前にCCSにアップロードしますので、それを読んで授業に臨んでください。
・日頃から、宗教や文学に対する関心をもって、ニュースやトピックを見つけ、自分がおもしろいと思うこと、考えたいと思うことが何かを具体的なかたちで探求してください。
・受講後は、その回の授業内容を自分なりにまとめ、それについての自分の考えを文章にしてください。また、その過程でわからないことや新たな疑問が出てきたら、CCSを通して、あるいは次回の授業時に質問してください。




【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点(リアクションペーパー、小テスト、小レポートなどの提出)50%、学期末筆記試験50%。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション(文学と宗教について)
2日本近代文学の誕生と創造物語(国木田独歩『武蔵野』)
3創造物語をめぐって(ゲルショム・ショーレム『カバラとその象徴的表現』)
4現実とは何か(フランツ・カフカ『変身』)
5神の名前(夏目漱石『吾輩は猫である』)
6神話的思考(『シンデレラ』)
7モノとココロのかかわり(柳田國男『遠野物語』)
8運命と人間(ソフォクレス『オイディプス王』)
9「イサク奉献」をめぐって(キルケゴール『おそれとおののき』)
10聖書における生命(谷川俊太郎 、徳永進 『詩と死をむすぶもの』)
11現代における生命(カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』)
12イエスの譬え話(チャールズ・ディケンズ 『クリスマス・キャロル』)
13神の国はどこに(アーシュラ・K・ル=グィン『左ききの卒業式祝辞』)
14隣人として生きる(川上弘美『神様』)
15まとめ(文学や宗教が目指すもの)
16定期試験期間