【講義概要】
環太平洋地域は、日本にもっとも密接な隣接地域であり、日本を包含する地域でもある。環太平洋という一つの概念で括られた社会の文化的・経済的・社会的諸関係の意義について紹介し、日本にとって環太平洋地域がどのような地域的概念を持つのかをみていく。アメリカ合衆国の政治的な変化によってこの地域を取り巻く諸条件も大きく変動するかもしれないという状況下で、この地域における日本の位置を考察することは、日本人自身の問題としても非常に重要な現代的課題であるという認識を深めることも、この授業の重要な使命である。
なお、本講義では、国際文化学部におけるディプロマポリシー(DP)に挙げられる以下の能力の獲得を目指す。
①日本および世界の各地域の文化・歴史・社会・政治・経済などを十分に理解し、グローバル社会における多文化理解ができている。
②国際社会における文化的・歴史的・社会的・政治的・経済的な対立の構造を理解し、その解決のための行動のあり方を考察することができる。
③多文化共生社会において求められる実践的な外国語運用能力とコミュニケーション能力を身につけている。
④持続的社会形成のための思考力・判断力・行動力を身につけている。
⑤多文化共生社会における豊かな許容性を理解し、協働の精神をもってその実現へ向けての考えを整理し、他者に対して説明することができる。
⑥国際社会の一員として、十分な国際理解のもとに、国際交流活動に参画することができる。
"⑦「敬神愛人」の精神が国際社会・多文化共生社会の中で重要な実践課題であることを自覚し、地域との協働や他者理解の必要性をよく理解している。
【学習到達目標】
環太平洋地域を地理的に理解する。
環太平洋の経済、社会、文化的協働の中で日本社会が存在することを理解する。
環太平洋諸国の社会のあり方や文化の特徴を理解する。
【履修上の注意】
課題の提出があります。
時節、討論(意見交換会)を実施します。
非対面時は、CCSを活用した基本型授業と TV 会議システム(Teams 等)を併用して実施します。
【事前準備学習】
シラバスあるいは事前の授業で指示された地域や項目についての基礎知識を事前に調べて授業に臨むこと。
積極的に授業に参加する準備を構築すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| 教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
| 参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
課題の提出及び授業への参加。(課題提出の評価基準については、初回の講義で説明するので注意すること)
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | ガイダンス:授業の対象としての環太平洋地域とはどこか | |
| 2 | 環太平洋を一つに地域化するさまざまな動き | |
| 3 | 北米地域:カナダ・アメリカ:ヨーロッパからの独立と移民国家の建国 | |
| 4 | 中南米諸国:ブラジル、ペルー:ヨーロッパ植民の文化と先住民の統合 | |
| 5 | 先住民社会と近代国家について | |
| 6 | 日本から見た海の向こう:「アメリカ」大陸 | |
| 7 | 中国、韓国:儒教文化の存在 | |
| 8 | マレーシア、インドネシア:イスラム教文化の浸透 | |
| 9 | シンガポール:グローバル化と多民族文化 | |
| 10 | オーストラリア:多文化と英国文化の対峙 | |
| 11 | ニュージーランド:先住民文化との共存 | |
| 12 | ミクロネシア・ポリネシア:大国の文化の影響 | |
| 13 | 台湾:日本文化の影響 | |
| 14 | 考察と意見交換 | |
| 15 | 考察と意見交換 | |
| 16 | 定期試験期間 | |