【講義概要】
本講義では、刑法総論のうち構成要件論と違法性論を中心に学習した刑法総論1の続きとして、責任論、未遂犯論、共犯論を中心に学習します。そのような学習を通じて、刑法の基本的知識や基本的な思考方法を身につけ、それによって、具体的な事案を適切に解決できる能力を養うことを目指します。
本講義は講義形式で行いますが、具体的な事例を挙げることにより、受講生に考えてもらう機会を適宜設けます。
なお、本講義は、法学部の専門科目の中の刑事法科目に属しており、ディプロマポリシーのうち、特に「法的知識の獲得」と「多面的な調査・分析能力」を養うことを目的としています。
【学習到達目標】
刑法の学習を通じて、論理的・体系的思考を身につける。
刑法総論の主要な学説や判例について理解する。
簡単な事例について、犯罪の成否を判断することができるようになる。
【履修上の注意】
授業には、六法を持参してください。
授業は、こちらで用意したレジュメに従って進めます。
他の学生の迷惑になりますので、授業中の私語は控えてください。
事前に、刑法総論1で学んだ内容を簡単に復習しておいてください。
【事前準備学習】
事前に、教科書の該当部分を読んで、わからないところを確認しておいてください。
授業を受けて疑問が解消されない場合は、授業後にご質問ください。
復習については、授業レジュメに復習のポイントを挙げておきますので、その点について確認しておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| 教科書 | 教科書については、刑法総論の主要な教科書であれば種類は問いません。
「刑法総論1」で使用していた教科書を引き続きご使用ください。 |
| 参考書 | 『刑法判例百選Ⅰ総論〔第8版〕』 佐伯仁志=橋爪隆編 有斐閣 2020 |
| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
成績評価は、期末試験の点数(90%)と平常点(10%)によって評価します。
期末試験については、採点後、採点講評を公開します。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | 責任論総説 | |
| 2 | 故意論・具体的事実の錯誤 | |
| 3 | 抽象的事実の錯誤 | |
| 4 | 違法性の意識・違法性の錯誤 | |
| 5 | 過失犯 | |
| 6 | 未遂犯 | |
| 7 | 不能犯 | |
| 8 | 中止犯 | |
| 9 | 正犯と共犯の区別・間接正犯 | |
| 10 | 共犯の処罰根拠 | |
| 11 | 共同正犯 | |
| 12 | 共犯の諸問題(1)(承継的共犯・共犯関係の解消) | |
| 13 | 共犯の諸問題(2)(中立的行為による幇助・不作為による共犯) | |
| 14 | 共犯の諸問題(3)(共犯と錯誤・共犯と身分) | |
| 15 | まとめ:具体的事例の検討 | |
| 16 | 定期試験期間 | |