【主題】
本ゼミは、マンガやアニメなどの視覚媒体(ビジュアル・メディア)を軸に、日本の前近代から現代に至る文化現象を探究したい学生を対象とします。とりわけ視覚コミュニケーションに着目し、大衆文化を単なる娯楽にとどめず、価値観の変容や世論のうねりを可視化する「文化資源」として位置づけ直します。作品・作者・受容(読者・視聴者)・社会の関係を読み解き、メディア表現が歴史的・文化的変動を映し、批評し、ときに社会を駆動してきた仕組みを検証します。
さらに、翻訳、ローカライズ、海外配信、越境するファンダムといった事例を取り上げ、異文化コミュニケーションの観点から日本発のコンテンツの国際的受容と相互作用も考察します。扱う史料は、『鳥獣人物戯画』『尾張名所図会』から『風の谷のナウシカ』『AKIRA(アキラ)』『鬼滅の刃』まで多岐にわたります。
【指導方針概要】
授業の中心は、先行研究の検討に基づく講読、図像読解、そして討論(コミュニケーションの実践)です。あわせて、史跡・博物館・特別展の観察といったフィールドワークも行い、展示解説が来館者とどのようにコミュニケーションを取っているかを検討します。
3年次では、情報収集・要約・文章作成・発表の基礎に加え、リサーチ力・企画力・プレゼンテーション力・ライティング力を実践的に鍛え、コミュニケーション能力も伸ばします。4年次では、それまでの蓄積を土台に各自の主題を掘り下げ、主体的に設定した問いに答える卒業論文を完成させます。成果は発表と相互批評の場で共有し、議論の往復を通じて思考の射程を広げます。
なお、本講義では、国際文化学部におけるディプロマポリシー(DP)に挙げられる、以下の能力の獲得を目指す。
①日本および世界の各地域の文化・歴史・社会・政治・経済などを十分に理解し、グローバル社会における多文化理解ができている。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| テキスト | -テキストは、登録されていません。- |
| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
【評価方法】
(1)授業内活動・課題など:30%
(a)リアクションペーパー:授業の感想、意見、質問、要望、まとめなどを記入してください。字数・単語数=日本語(60字以上) OR 英語(40語以上)。各回の授業終了時までにアップロードした場合は満点、授業後の提出は部分点となります。
(b)授業内課題:各回の授業終了時までにアップロードした場合は満点、授業後の提出は部分点となります。
※ 欠席した場合でも、各自で授業内活動(①と②)に取り組み、提出してください。提出物は成績に反映されます。
(2)平常試験・定期試験:70%
・Presentation ①:「レジュメ」の「説明」 + 質疑応答
・Presentation ②: 「視覚資料」の「説明」 + 質疑応答
・Presentation ③: 「レジュメ」・「視覚資料」による発表+ 質疑