【主題】
「『学校における体育・健康に関する指導』とは、何を目指して、何をどう組み立て、どのように実践されるべきか」-本演習では、中学校・高等学校における「体育と保健の望ましい授業像」について探究し、教壇に立つ日を目指して教科指導力の向上を図ることを目的とします。
併せて「特別活動における保健教育」、「生徒の健康・安全を守る学校保健活動」、「運動部活動などの学校スポーツ」についても研究対象として、学校における体育・健康についての指導に関する知見を深め、専門職としての基礎を身に付けることを目指します。
【指導方針概要】
本演習は、教職課程履修者を主たる対象として想定していますが、教職課程履修者以外でも、「学校における体育・スポーツ・健康」に関連する領域に興味があり、意欲的に取り組むことができる人を受け入れます。
4年次の卒業論文の完成を演習の最終目標として、定期的なレポート提出やプレゼンテーションによる報告を求めます。
学校における体育・健康に関する指導力向上を主たる目的の一つとする本演習では、教員志望者等には模擬授業の実践や授業観察を通して、試行錯誤の中で改善を図る活動に重点を置きます。
具体的な活動内容は、
①文献や先行研究を抄読し、「学校における体育・スポーツ・健康」に関する学問的基礎を理解する。
②学習指導要領及び同解説等から、「教えるべきこと」、「よりよく教えるためのヒント」を見付ける。
③グループ討議等を通して学習指導案をブラッシュアップするプロセスを身に付ける。
④模擬授業及び研究協議を通して、「授業観察の視点」を身に付ける。
⑤中学校、高等学校を訪問して、優れた授業実践や指導事例に触れる。
等を想定しており、発展的にはICT等のツールやディベート等のワークを活用して指導方法を工夫改善し、中学校・高等学校への発信につなげることも展望しています。
本演習と本学部のディプロマ・ポリシー(D.P.)との関連を示します。これらに照らして学びの姿を評価します。
【知識・技能】
1)学校における体育・健康に関する指導の基本的知識を理解し、教育活動全体で適切に行うことの意義、留意点等を説明することができる。
2)学習指導要領及び同解説の内容を理解し、授業づくりに生かすことができる。
3)学習指導案を作成して模擬授業を実施するとともに、授業を観察して評価することができる。
4)文献・資料を検索し、自己の研究対象に関連する情報を収集することができる。
5)調査票(アンケート)を作成し、基礎的な分析をすることができる。
【思考力・判断力・表現力】
1)実践と研究の成果と課題を振り返り、所要の分析を加え、報告(ブレゼンテーション)することができる。
2)模擬授業を相互評価し、「よかった点」「改善を要する点」を根拠をもって伝えることができる。
3)単元や題材に適した指導方法・評価方法を工夫することができる。
4)文献・資料や収集したデータを、自己の研究に関連付けて捉えることができる。
【主体性・多様性・協働性】
1)常に学問的関心をもって周囲と協力し、課題の解決に取り組む態度を身に付けている。
2)体育・健康に関する事項をはじめ、学校教育やスポーツをめぐる社会の動向を積極的かつ広範に吸収しようとする態度を身に付けている。
3)授業づくりや相互評価をはじめ、検討・協議の各場面において、自他尊重の姿勢をもち、進んで意見交換しようとする態度を身に付けている。
4)調査対象への配慮や礼節を重んじ、研究活動への協力に感謝する態度を身に付けている。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| テキスト | 『体育科教育学入門』 岡出美則ほか 大修館書店 2021年 『保健科教育法入門』 日本保健科教育学会 大修館書店 2017年 『中学校・高等学校 保健科教育法』 森良一 東洋館出版社 2020年 『論文・レポートの基本』 石黒圭 日本実業出版社 2021年 『これから研究を書くひとのためのガイドブック』 佐渡島沙織ほか ひつじ書房 2021年 |
| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
【選考条件】
・本演習は教職又は教育関係の専門職を志す学生を主たる対象として想定しています。学校に関連する様々なテーマに関心・興味があることをマストの条件とします。
・原則として欠席は認めません。毎回出席する意志を有し、そのための自己管理ができることを条件とします。
【相談会の予定】
・9月30日(月) 12:20~(20分程度、K302教室)、概要説明、質問タイム、個別面接のためのエントリーシートを配付します。(エントリーシートは、CCSに入力したものでの代用も可能です。)
【事前周知事項】
・部活動の公式戦等、やむを得ない理由で欠席する場合には、事前連絡を必須とします。
・ゼミでの学びは協働的な学びです。チームワークを大切にできる人を歓迎します。
・評価は、前述のD.P.に照らして総合的に判定します。とりわけ、平常点として【主体性・多様性・協働性】の各項目を重視します。
・PC(Word、Excel、PowerPointほか)の習熟が必要となります。特に文書作成については、「文部科学省語例集」(文化庁)への準拠を求めます。
・原則として、毎時間PCを持参してください。
・中学校、高等学校への訪問は、希望者の中から平常時の授業への取組姿勢、課題意識、研究テーマを総合して参加者を選抜します。