【主題】
アジアにおけるBOPビジネスに関する経済理論とその応用
【指導方針概要】
ゼミテーマ:「アジアにおけるBOPビジネスに関する経済理論とその応用」
当ゼミの特徴は、以下の3つの点を目的に指導を行うことです。
①BOPビジネスに注目する。(アジアを中心とする)
②経済理論をベースとした合理的な思考を学ぶ
③対象とする国・理論を絞って、自分の武器(分析)に特化して取り組む
①BOPビジネスに注目する。(アジアを中心とする)
BOPビジネスとは、BOP=Base of Pyramidの略で、低所得者層向けビジネスのことを表しています。
今なおアジア市場の大きな部分を占めており、潜在的な需要の宝庫として重要な市場であることは言うまでもありませんが、既に経済発展した先進国・地域にも少なからず存在していると言われています。特に、先進国においては「隠れた貧困」とされ、近年重要視されてきています。
☆BOPビジネスに関心を持つことで、いわゆるソーシャルビジネス的性質をもつビジネスや、近年成長著しいスタートアップ企業が活躍するフィールドについて理解を深める。
②経済理論をベースとした合理的な思考を学ぶ
皆さんがこれまでの学習でも触れたことがあるマーケティングやビジネス戦略の分析手法(5Force分析、PEST分析など)は、その多くの部分が経済学の知識を基礎としています。例えば、国際貿易マーケティングにおいて、商品の特性や企業の強みを考えることももちろん重要ですが、それ以前に、「その貿易によって利益が生まれる理由」を知らずに、貿易は成功するでしょうか。
最近のニュースで言えば、なぜ、技術力で劣位にあたる中国製の自動車(EV等)が、ドイツ国内の市場を席巻し、VWの自国工場を閉鎖させるまでに流通させられたのか?(VWは販売台数において世界一の自動車メーカーです。)この答えはマーケティング分析で見つかるものではなく、経済学の貿易理論の中にあります。
なぜマーケティング分析の知識で解明できず、経済理論で解明できるのか不思議に感じられるかもしれませんが、それには、経済理論が持つ大きな特徴である「合理的思考」が関係しています。細かな(取るに足らない)情報に左右されず、本質的に重要な部分のみに注目し、答えを導いていく考え方、これが「合理的思考」です。
☆経済理論の学習を通じて、「合理的思考」を身につけ、問題の本質を理解する力を身につける。
③対象とする国・理論を絞って、自分の武器(分析)に特化して取り組む
当ゼミのコンセプトの中でも特徴的なことは、ゼミの学習を進める中で、卒論テーマに関連する要素をメニューの中から自分で選択し、組み合わせることです。
上記①②の学習で、BOPビジネスが行われる【国・地域】、そして関連する【経済理論】について学びます。
最終的に、自分の関心のある【国・地域】にふさわしい【経済理論】の【応用】方法を選んで組み合わせ、問題解決の方法を検討する卒業論文を作成します。
参考:ゼミモデルケース(案)※PC表記で確認してください。
【国・地域】 【理論モデル】 【応用】
①ベトナム
②インド ①H=Oモデル
③モンゴル ②マーシャルモデル ①貿易マーケティング
④タイ ③メリッツモデル ②海外進出戦略
⑤台湾 ④ヴァーノンモデル ③開発戦略
⑥フィリピン ⑤ルイスモデル ④国際人的資源管理
⑦バングラデシュ ⑥H=Tモデル
⑧インドネシア
上記のように【8カ国・地域】×【6理論】×【4応用】で、約200通りの研究パターンがあります。この中で、自分の関心のあるものを選んで組み合わせます。
全体を広く学習した後は、自分の関心のある領域だけを探究します。選び方によっては、貿易実務検定のような資格取得の参考にもなるかもしれません。
☆商社・リテール・物流・人材派遣などへの就活にも役立てられる。具体的な商品・サービスを念頭に分析を行うため、自分の研究を説明しやすい。
○その他
当ゼミは大筋で以下のようなフローで進められます。(状況に応じて若干の調整の可能性あり)
3年次・・・アジア地域の特徴の学習と、関連する経済理論に一通り触れる
4年次・・・各自が関心を持った地域・理論について理解を深め、卒論作成
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
| テキスト | -テキストは、登録されていません。- |
| 指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
○諸注意
ゼミに参加するにあたって以下の点はご理解ください。
・ゼミのコンセプト上、個人ベースで活動することが中心となる。
・一方、理解促進のためのワークショップは実施するため一定の協調性は求める。
・無断欠席等はしかるべき措置を取ります。