名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限【教養】日本文学秋A瀬戸 21小椋 愛子AW1303

【授業情報】

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講義概要

本講義では、「学部・学科の専攻」を意識したテーマを軸として、1つのテーマに沿って文学作品を読み解く方法を学修します。また、古代から現代までの作品を扱うことで、日本文学に親しみ、基礎的な知識を身につけることを目指します。
 講義では、毎回テーマを設定し、それに沿って文学作品を読み解いていきます。前近代には現代と同じ意味で「スポーツ」の概念に対する語はありませんが、当時行われていた「競技」、「武芸」、「遊戯」、「儀礼」では身体の鍛錬が必要だったでしょう。それらをテーマとして「身体」「運動」に関わるものを中心に文学作品を概観します。作品理解の中で、そのテーマが当時どのような役割を持っていたのか、時代の中での意味を考察し、当時の時代的・文化的背景についても理解を深めます。
 また、近代以降の文学では、近代になって生じた「スポーツ」という概念を確認した上で、文学作品との関係、作品に対する影響を考えます。
さらに現代の漫画やアニメーション作品も取り上げ、文学の解釈を楽しみます。
学期の終わりに、これまでの授業で取り上げた作品から、自身でテーマを設定して解釈するプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションを行う中で、自分の考えを深め、それを論理的に話す能力、質疑応答を通して聞く能力をも高めます。
なお、「【教養】日本文学」は、名古屋学院大学ディプロマ・ポリシーのうち、「知識・技能」の「1) 人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識を身に付けている」、および「思考力・判断力・表現力」の「2) 他者に対して、自分の考えを口頭や文章によって的確に伝えることができる」に関連した科目です。また、カリキュラム・ポリシー「教育内容」の《NGU教養スタンダード科目》「歴史・文化・社会・自然・人間・生命・地域に関する科目」に該当します。



【学習到達目標】

・文学作品を1つのテーマから読み解く方法を身に付ける。
・各時代の日本文学作品について、基礎的な知識を身に付ける。
・文学作品の内容を捉え、当時の考え方や文化について理解する。
・プレゼンテーションを通して、自分の考えを論理的に表現する力を養う。




履修上の注意

毎回、リアクションペーパーの提出を課します。
学期の後半に、自身で設定したテーマでプレゼンテーションを行います。




【事前準備学習】

受講後は、毎回、その時間内に扱った内容を復習しておくこと。
必要がある場合は、適宜、指示します。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書講義の中でプリントを配布します。
参考書講義の中で適宜、紹介します。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点60%、最終レポート40%の総合評価です。
平常点は講義内に提出のリアクションペーパーの内容とその提出状況、およびプレゼンテーションで評価します。
最終レポートは、プレゼンテーションをふまえて執筆、提出すること。




【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション 
2古典文学と球技 : 蹴鞠の説話
3古典文学と鷹狩 : 鷹狩の説話/鷹狩の起源
4古典文学と神通力 : 飛行の説話-久米仙人の説話を中心にー
5古典文学における身体表現 : 怪異説話をめぐって              
6軍記物語と弓術 : 犬追物を中心に
7軍記物語と馬術・武芸 ー『平家物語』や『太平記』を中心にー
8絵巻に親しむ :本文と絵画の解釈
9近代文学作品とスポーツの概念
10明治・大正期の作家とスポーツ
11正岡子規の作品と野球
12古典文学の再解釈: 古典文学を扱った現代の漫画・アニメーション作品
13プレゼンテーション(1): 簡潔でわかりやすい発表を工夫する
14プレゼンテーション(2): 適切な質問の仕方を学ぶ
15授業のまとめとレポート提出
16定期試験期間