【講義概要】
債務者の抱える債務が大きくなり、債務者がこれを支払できなくなる場合、倒産処理手続が必要となる。日本においては多様な倒産処理制度が存在するものの、清算型と再建型の二種類に大別することができる。清算型の典型例としては破産手続、再建型の典型例としては民事再生手続が挙げられる。本講義では破産手続、民事再生手続を中心として講義し、倒産処理制度の全体を理解することを目的とする。
本講義は、大学ディプロマ・ポリシーである【知識・技能】の修得を目指し、法学部のディプロマ・ポリシーである【法的知識の獲得】のうち、倒産法の基礎的知識の修得を目標とする。
【学習到達目標】
・倒産手続の全体像を理解する。
・倒産手続の流れを理解する。
・倒産手続の基本的な事項を理解し、他者に説明することができる。
【履修上の注意】
・六法を持参すること。
・本講義は集中講義であるため、予習復習を効率的に行うことが重要です。教科書を指定し、その内容に沿って講義を進めるので、教科書を上手く活用してください。
・受講者の理解状況等を踏まえて進めるため、シラバスの予定と異なる場合があります。
【事前準備学習】
【事前学習】
次回の授業範囲を予習し、分からない用語などについて調べておくこと。
【事後学習】
講義で扱った部分について、教科書を読んで復習すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『倒産法講義』 野村剛司、森智幸 日本加除出版株式会社 2022年 本講義は教科書の内容に沿って講義を進めるため、講義には必ず持参すること。また、予習復習にも必要である。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 倒産法総論 | |
2 | 破産手続の開始 | |
3 | 破産管財人・破産財団 | |
4 | 破産債権 | |
5 | 財団債権・取戻権 | |
6 | 契約関係 | |
7 | 別除権 | |
8 | 相殺権 | |
9 | 否認権 | |
10 | 配当・手続終了 | |
11 | 再生手続の開始・機関 | |
12 | 再生債権・共益債権等・相殺権 | |
13 | 財産・契約関係・別除権・否認権 | |
14 | 再生計画・手続の移行 | |
15 | 講義内試験・解説 | |
16 | 定期試験期間 | |