名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限簿記会計講座上級2秋A名古屋 21上田 (インスト1)CS1314

【授業情報】

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講義概要

この科目は、学校教育における「簿記分野におけるアクティブ・ラーニング教育」に該当する。
 本講座では、学校教育におけるアクティブ・ラーニング教育をテーマとする。また、新学習指導要領に「アクティブ・ラーニング」が明記されたこと、学校教育の改定によりアクティブ・ラーニングが推進されるようになったことなどから、学校教育の様々な場面で取り組まれるようになってきている。しかし、そのアクティブ・ラーニングを進める教師自身のアクティブ・ラーニング体験の経験がまだ少ないために、効果的な学習が展開されていない場合が多々ある。よって、簿記教育において教師と学生によるアクティブ・ラーニングを通して、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学びを展開することにある。
 そこで本講座は、簿記教育に関わる基礎的・基本的な知識・理解はもちろん、具体的な簿記会計の進展をより実践的に学ぶ機会とする。簿記教育には、学習者自身の理解を深めること、そして周囲を取り巻く社会状況に対する理解を深める効果がある。
 そこで、学生には、簿記教育を素材にして、企業における会計処理の理解を深め、また、学生同士の議論を通して相互により理解を深めてもらいたい。さらに、学校教育におけるアクティブ・ラーニング教育は、論理的な思考力が展開でき、コミュニケーションが上手くとれる伝達能力を高め、それがどのようにキャリア能力の向上に繋がるのか、理解も深めてもらいたい。
 進め方としては、アクティブ・ラーニング教育に関する新学習指導要領の内容である基礎的・基本的な事柄は講義の中で伝える。そして、実際の学習プログラムは、日本商工会議所主催の「簿記検定2級」レベルをおこなう。その範囲は、「商業簿記」「工業簿記」の2科目となっている。そのため、商品売買業のほか、製造業での会計処理をイメージしながら、積極的に課題に取り組む事を望む。



【学習到達目標】

・簿記教育を通してアクティブ・ラーニングに関する様々な学習方法を体験し、学生同士の話し合いにワークショップを取り入れることができるようになること。
・商品売買業、製造業における会計処理のシミュレーションなどを行う際に事前準備やプレゼンテーションなどができるようになること。
・簿記検定2級のレベルに達すること。



履修上の注意

・遅刻、無断欠席、私語は厳禁。
・授業に関係のないスマートフォン等の操作を行わないこと。
・進捗状況に応じて講義計画を調整、変更する場合がある。



【事前準備学習】

・次回の授業範囲を予習し、キーワード及び専門用語の意味を理解しておくこと。
・講義後は、自分なりに課題、宿題をこなして、次回授業でノートを提出すること。
・電卓を用意すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記』 TAC出版編 TAC出版 2023
『日商簿記検定2級問題集<商業簿記>』 K2Tエデュケーション講師 K2Tエデュケーション 2023
『日商簿記2級 まるっと完全予想問題集』 TAC出版編 TAC出版 2023
・簿記会計講座上級1と同じ教科書を使用する。 ・初回講義時に『教科書』、『問題集』を配布する。 ・『教科書』、『問題集』を合わせて定価4,350円(税込)。
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・試験50点、平常点50点
・試験は、商業簿記、工業簿記の各科目ごとの点数の結果から評価する。
・平常点は、随時提出する課題の内容と提出状況から判断して評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス、簿記の基礎について議論
2株式の発行、剰余金の配当と処分、合併と無形固定資産についての演習
3法人税等と消費税、商品売買等についての演習
4手形と電子記録債権(債務)等、銀行勘定調整表についての演習
5固定資産(減価償却)について議論
6固定資産(資本的支出、収益的支出、国庫補助金)についての演習
7リース取引、研究開発費とソフトウェアについての演習
8有価証券、引当金について議論
9外貨建取引、税効果会計、収益認識の基準について議論
10精算表と財務諸表、帳簿の締め切りについての演習
11本支店会計についての演習
12連結会計(資本連結)についての演習
13連結会計(債権債務の相殺消去)について議論
14製造業会計についての演習
15まとめ、商品売買業・製造業での会計についての議論
16定期試験期間