名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限簿記会計講座基礎2春A名古屋 21上田 (インスト1)CS1312

【授業情報】

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講義概要

この科目は、学校教育における「簿記分野におけるアクティブ・ラーニング教育」に該当する。
 本講座では、学校教育におけるアクティブ・ラーニング教育をテーマとする。また、新学習指導要領に「アクティブ・ラーニング」が明記されたこと、学校教育の改定によりアクティブ・ラーニングが推進されるようになったことなどから、学校教育の様々な場面で取り組まれるようになってきている。しかし、そのアクティブ・ラーニングを進める教師自身のアクティブ・ラーニング体験の経験がまだ少ないために、効果的な学習が展開されていない場合が多々ある。よって、簿記教育において教師と学生によるアクティブ・ラーニングを通して、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学びを展開することにある。
 そこで本講座は、簿記教育に関わる基礎的・基本的な知識・理解はもちろん、具体的な簿記会計の進展をより実践的に学ぶ機会とする。簿記教育には、学習者自身の理解を深めること、そして周囲を取り巻く社会状況に対する理解を深める効果がある。
 そこで、学生には、簿記教育を素材にして、企業における会計処理の理解を深め、また、学生同士の議論を通して相互により理解を深めてもらいたい。さらに、学校教育におけるアクティブ・ラーニング教育は、論理的な思考力が展開でき、コミュニケーションが上手くとれる伝達能力を高め、それがどのようにキャリア能力の向上に繋がるのか、理解も深めてもらいたい。
 進め方としては、アクティブ・ラーニング教育に関する新学習指導要領の内容である基礎的・基本的な事柄は講義の中で伝える。そして、実際の学習プログラムは、日本商工会議所主催の「簿記検定3級」「簿記検定2級工業簿記」レベルをおこなう。その範囲は、「商業簿記」「工業簿記」の2科目となっている。そのため、商品売買業のほか、製造業での会計処理をイメージしながら、積極的に課題に取り組む事を望む。



【学習到達目標】

・簿記教育を通してアクティブ・ラーニングに関する様々な学習方法を体験し、学生同士の話し合いにワークショップを取り入れることができるようになること。
・商品売買業、製造業における会計処理のシミュレーションなどを行う際に事前準備やプレゼンテーションなどができるようになること。
・簿記検定3級のレベルに達すること。



履修上の注意

・遅刻、無断欠席、私語は厳禁。
・授業に関係のないスマートフォン等の操作を行わないこと。
・進捗状況に応じて講義計画を調整、変更する場合がある。




【事前準備学習】

・次回の授業範囲を予習し、キーワード及び専門用語の意味を理解しておくこと。
・講義後は、自分なりに課題、宿題をこなして、次回授業でノートを提出すること。
・電卓を用意すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『日商簿記検定3級テキスト』 K2Tエデュケーション講師 K2Tエデュケーション 2023
『日商簿記検定3級問題集』 K2Tエデュケーション講師 K2Tエデュケーション 2023
『日商簿記3級とおるトレーニング』 ネットスクール出版編 ネットスクール出版 2023
『日商簿記3級 まるっと完全予想問題集』 TAC出版編 TAC出版 2023
『スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記』 TAC出版編 TAC出版 2023
『日商簿記検定2級問題集<工業簿記>』 K2Tエデュケーション講師 K2Tエデュケーション 2023
・簿記会計講座基礎1と同じ教科書を使用する。 ・初回講義時に『教科書』、『問題集』を配布する。 ・『教科書』、『問題集』を合わせて定価8,500円(税込)。
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・試験50点、平常点50点
・試験は、商業簿記、工業簿記の各科目ごとの点数の結果から評価する。
・平常点は、随時提出する課題の内容と提出状況から判断して評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス、簿記の基礎についての演習
2身のまわりの簿記、仕訳と転記、現金と預金についての演習
3収益と費用、商品売買についての演習
4固定資産についての演習
5その他の債権債務、一時的な処理についての演習
6会社の設立と利益の計上・配当、試算表作成についての演習
7決算整理について議論
8精算表・財務諸表について議論
9帳簿、伝票会計についての演習
10工業簿記の基礎、材料費、労務費、経費についての演習
11個別原価計算、部門別個別原価計算についての演習
12総合原価計算についての演習
13工業簿記における財務諸表、本社工場会計についての演習
14標準原価計算についての演習
15直接原価計算についての演習
16定期試験期間