名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限応用言語学概論2春A名古屋 21市川 新剛FE1306

【授業情報】

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講義概要

母国語はほとんどの人が身につけることができるのに外国語の習得はなぜ難しいのか、外国語の勉強は若いほど有利は本当か、外国語の習得には向き不向きがあるのか、といった疑問を持ったことはありませんか。これらの問いについて研究している第二言語習得という分野があります。第二言語習得は、言語学をはじめ、心理学、社会学、生物学などさまざまな分野が関係しています。それは、言語の習得は言葉のみの問題ではなく、人間の生活の様々な要素が複雑に絡み合っているからです。
本講義では、その第二言語習得で行われてきた研究を概観し、これら外国語習得に関する問いについて考えていきます。

なお本講義は、外国語学部ディプロマポリシーのうち、以下の項目に対応しています。
【知識・技能①】言語についての幅広い知識を獲得し、それを活かすことができる。
【主体性・多様性・協働性⑧】「ことば」という観点から、英語がもつ特質・特徴についての十分な知識を獲得する意欲を持っている。



【学習到達目標】

(1)第二言語習得論の主要な理論を理解する。
(2)第二言語習得論の知見を自分の外国語学習に応用できる。



履修上の注意

課題は期限内に提出するようにしてください。期限を過ぎてからの提出は原則認めません。



【事前準備学習】

本講義では、多くの用語を説明します。ノートや記録を取るなどし、復習をすること。また、用語や理論の中には講義で一度聞いただけでは十分理解しきれないものも多いため、参考文献を読んで理解を深めること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『外国語学習の科学』 白井恭弘 岩波新書 2008
『英語はもっと科学的に学習しよう』 白井恭弘 中経出版 2013
『日本語を教えるための第二言語習得論入門』 尾関浩美 くろしお出版 2010
『英語学習は早いほど良いのか』 バトラー後藤裕子 岩波新書 2015
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点60%、試験40%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2基本的な用語の説明
3母語の影響
4年齢と第二言語習得
5臨界期仮説
6個人差
7動機づけ
8前半の振り返り
9インプット・気づき
10アウトプット・インターアクション
11母語の習得
12中間言語
13バイリンガリズム
14外国語学習法
15後半の振り返り
16定期試験