【講義概要】
講義では、世界のスポーツ文化について学び、私たちが当たり前に捉えているスポーツの「常識」を相対化する。スポーツ文化は時間、場所、事情によって同じ競技、種目であっても全く違う様相を帯びることがある。私たちの「常識」が通用しないスポーツ文化の世界を知り、スポーツ文化への理解をさらに深めることを目的とする。
【学習到達目標】
①海外のスポーツ文化の学習を通して、自分自身のスポーツ文化を相対化する。
②スポーツと社会の関係性の構造について理解する。
【履修上の注意】
授業内容については変更することがあります。変更の場合は適宜お知らせします。
【事前準備学習】
インターネットなどのメディアを通して、スポーツと社会の関連を調べておくこと。
参考書を熟読すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『よくわかるスポーツ文化論』 井上俊/菊幸一 ミネルヴァ書房 2020 『スポーツの世界史』 デイビッド・G・マコーム著/中房敏朗、ウエイン・ジュリアン訳 ミネルヴァ書房 2023 『スポーツの世界地図』 Alan Tomlinson 丸善出版 2012 『図説スポ—ツの歴史 : 「世界スポ—ツ史」へのアプロ—チ』 稲垣正浩、野々宮徹、寒川恒夫、谷釜了正 大修館書店 1996 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業レポート100%
毎回の授業で視聴映像に関わるレポートを実施する
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | スポーツと施設:起源としてのコロッセオ | |
3 | スポーツと大衆:アメリカのスポーツ文化 | |
4 | スポーツとまちづくり:鹿島アントラーズの誕生 | |
5 | スポーツと途上国:カンボジアにおけるバレーボール | |
6 | スポーツと伝統:フィンランドの伝統スポーツ | |
7 | 戦争とスポーツ①:ウクライナにおけるサッカー | |
8 | 戦争とスポーツ②:アフガニスタンのスキーヤー | |
9 | スポーツと貧困①:アフリカとサッカー | |
10 | スポーツと貧困②:ブラジル社会のサッカー | |
11 | スポーツ文化の多様性①:ウルトラ・フィヨルド | |
12 | スポーツ文化の多様性②:アスリートとカミングアウト | |
13 | 生涯スポーツ①:生涯スポーツとしてのフィギュアスケート | |
14 | 生涯スポーツ②:生涯スポーツとしてのサッカー | |
15 | スポーツと人種:南アフリカラグビー代表のラグビーW杯優勝 | |
16 | 定期試験期間 | |