名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限初等算数(演習)秋A瀬戸 24宇野 民幸SM4306

【授業情報】

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講義概要

初等算数に関わる数学の内容と背景の理解をして、演習を中心にして身に付けて確かな技能として、数学的な考え方をまた初等教育に生かすことのできる活用力と表現力を培う。初等算数における授業案の作成や評価の観点について整理でき、視野を広げることのできる基本的そして汎用的な数学の内容演習をおこなう。
本授業は、学部における学科のDP〔知識・技能〕幼稚園および小学校における教育内容の理解と説明、適切な教科指導、〔思考力・判断力・表現力〕初等教育に関する課題の実態把握、改善策の提示、教育・指導計画の立案、情報の整理、〔主体性・多様性・協働性〕積極的に周囲と協力して取り組む態度を見つけることを重視している。またCPの関連として、教科、教職その他の関連領域の知識・技能の習得をねらいとする。



【学習到達目標】

・ものごとを数量的な観点から理解する能力とそれを活用できる技能を養い、数量関係や図形についての知識と理解を深め、算数科の初等教育における教材観を確かなものにして、授業案の作成に活かすことのできる数学の知識と計算力および活用力などの能力を身に付ける。
・算数科における児童観および指導観について、具体的に構想して考察していくことができるための、数学的な背景と考え方を身に付け、算数的な活動の工夫や数学の活用に生かすことができる。



履修上の注意

疑問点などを積極的に質問すること。適宜授業時において説明をする。



【事前準備学習】

受講前には初等算数で学んだ事項などを復習しておき、質問等もできるようにしておく。
受講後には、学んだ数学の内容の利活用についても意識して、まとめられるようにする。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業中の課題(30%)および小テスト(20%)により各内容の理解度を評価して、定期試験(50%)により、総合的な理解度および活用力などについて評価する。小テストについては返却してフィードバックをおこなうことで、定期試験に繋がるようにする。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1第1回:数と量および数量関係について/幼児教育との関係および中等教育における数学との関連
2第2回:数の表現/位取り記数法とn進法、命数法と記数法と教具、小数の表現について
3第3回:数量と対応・関係/ユークリッドの互除法と素数および公約数・公倍数、離散と連続の濃度・次元
4第4回:数と計算1/加法(合併・増加)と減法(求残・求部分・求差)およびそれらの相互関係と応用
5第5回:数と計算2/n進法と割り算(包含除・等分除)および合同式の考え方と応用、初等整数論
6第6回:数と計算3/分数(分割や操作における分数、量の分数、割合分数、数としての分数、商分数)
7第7回:数量の性質と計算・体系/実数の性質と計算、演算と数の体系について、有理数と無理数について
8第8回:小数と分数の歴史から/量の表現による見方、数としての循環小数と繁分数・連分数との関連
9第9回:図形1/平面図形における測度の考え方と長さおよび面積の比較および計算の方法
10第10回:図形2/空間図形の捉え方と展開図による底面および側面との関係、相似と測度の比
11第11回:並べ方と選び方および単位量あたりの大きさと割合・確率の考え方、条件付き確率との関連
12第12回:集合と論理/包含関係と必要条件・十分条件、初等教育と中等教育における指導観について
13第13回:数量関係1/データ処理と統計の考え方、代表値の表し方と用い方
14第14回:数量関係2/関数とグラフ、比例と反比例、数列および級数との関連
15第15回:総合問題、融合問題および活用についてのまとめ
16定期試験期間