【講義概要】
本講義では、体育・スポーツに関する基本的な概念について理解を深め、スポーツとは何かという問いについて見識を深めることを目指す。現代スポーツ界で起こる様々な問題(ハラスメント、ドーピング、性・「人種」・外国人・障がい者差別、スポーツパーソンシップ、グローバル化、SDGs等)について多様な立場にある人々の考えを理解し、体育・スポーツに関する知識を習得し、自らの価値観を形成する。また授業のテーマに関するグループワークを通して、学生間の学び合いを深まることを目指す。さらに、レポート提出を通して、スポーツ界の課題を正確に理解し、問題解決の方法を自ら考えることを目的にする。
【学習到達目標】
グループワーク等の学び合いを通して授業内容の理解を深める。
体育・スポーツに関する様々な社会問題を理解し、現実的な問題解決の方法を提案することができる。
スポーツ科学に関して、教育・競技・健康にまたがる基礎的知識を総合的に身につけている。
スポーツを通じて建学の精神の四大綱を体得し、高いコミュニケーション能力を用いてリーダーシップを発揮できる。
【履修上の注意】
授業ではグループワークを通して、様々なスポーツ界の問題について他の学生の意見を聞きながら、自分の意見を明確にすることができると思います。座席表を変更し、様々な学生同士が意見交換できるように工夫する。積極的に授業に参加してください。
【事前準備学習】
・事前学習としてシラバスを読む。
・事前学習として、教科書の指定された章を授業前に読み内容を理解する。
・事後学習として、CCSに掲載する小テストに解答する。
・事後学習として、グループワークの時は質問に答え、班ごとに報告書を提出する。
・事後学習として、最終レポートを期日までに提出する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『現代社会とスポーツの社会学』 高峰修他編 杏林書院 2022 |
参考書 | 『ファントム・コールズ―人種とNBAのグローバル化』 グラント・ファレッド 晃洋書房 2023 『スポーツとフーコー――権力、知、自己の変革』 ピルッコ・マルクラ, リチャード・プリングル 晃洋書房 2021 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
課題・レポート 40%
小テストとグループワークの報告書 60%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーションとスポーツの起源と定義 | |
2 | スポーツパーソンシップ | |
3 | スポーツ現場の暴力問題 | |
4 | 運動部活動の課題 | |
5 | 運動部活動の改革と地域移行 | |
6 | 燃え尽き症候群とセカンドキャリア | |
7 | スポーツとドーピング問題 | |
8 | メディア・スポーツのリテラシー | |
9 | スポーツと「人種」 | |
10 | スポーツとジェンダー | |
11 | 障がい者のスポーツ | |
12 | スポーツと社会階層 | |
13 | メガスポーツイベントの功罪 | |
14 | スポーツとグローバル化 | |
15 | 開発と平和のためのスポーツ | |
16 | 定期試験期間 | |