名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限国語科教育法秋A瀬戸 22滝浪 常雄SM2104

【授業情報】

表示する



講義概要

 国語科学習の時間は、二次的ことば期にある子どもにとって、言葉獲得が飛躍的に伸びる重要な時間である。そこで、国語科授業の理念を学び、本授業では構想段階から、計画段階までの授業の構想力・構築力を学習する。実際に授業で扱う教科書教材を使って、3領域1事項それぞれの学習指導要領の目標と内容をおさえ、代表的な教材解釈、発達段階に応じた指導の一般的方法、評価の内容方法などを学び、単元構想・授業デザインへのまとめ方を習得する。最後には自分なりに教科書単元を使って学習の指導計画案と1時間の指導案を作成する。




【学習到達目標】

 国語科の授業を構想する上で,必要な教材研究の方法,評価の方法,児童の実態の把握の方法など,実際の教科書教材を使って教材研究を行い,実践に向けて単元学習の指導計画案や1時間の指導案を作成し,基本的な授業の構想力・構築力を身に付ける。



履修上の注意

 小学校の国語で,どんな学習がなされているのかを知っておく必要があります。そこで,国語の教科書がすべての出版社,全学年のものが教職センターに配架されています。是非手にとって読んでおくとよいでしょう。

 なお,非対面になった場合は,CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teams等)を併用して実施します。
授業用チームの名称は,【火2 滝浪】国語科教育法
 
 



【事前準備学習】

 最終的には指導案が書けるようにしたい。毎回,どんなことが指導のポイントだったかを振り返っておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『小学校学習指導要領 国語編』 文部科学省 東洋館出版 2017
・2冊の教科書は常に持参すること。特に学習指導要領は,授業で学んだことを書き込んでおくとよい。
参考書『国語の教科書』 光村図書,東京書籍,教育出版,学校図書,三省堂 2019
・小学校の国語の教科書は5社あ,随時,授業で使用していく。教科書については教職センターに配架されているので,手にとって見ておくとよい。 ・中央教育審議会答申は随時使用していく。ただ次期学習指導要領改訂の過渡期なので,内容の変更はある。国語の実践集も地域の教育センター等で使用しているものを参考にする予定。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・授業で行う教材研究ワークの内容:指導計画,各領域,事項に関する教材研究が緻密になされている40%
・毎回授業で振り返る学びのポートフォリオ:毎回の授業で自分なりに学んだことを省察している。20%
・模擬演習:模擬授業に対する取り組みの熱心さと教師のねがいを持った学習指導案が作成でき,授業を展開している。20%
・学期末試験:指導案作成のポイント,教材研究の方法,評価の方法の理論を理解している。20% 
以上を参考に,総合的に評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1学習指導要領における国語科の目標と内容
2入門期におけることばとの出会いに関する教材研究と指導ポイント
3低学年の「話すこと・聞くこと」の指導内容と指導のポイント
4中・高学年の「話すこと・聞くこと」の指導内容と指導のポイント
5低学年「書くこと」指導内容と、指導のポイント
6中・高学年「書くこと」指導内容と、指導のポイント
7低学年「読むこと(物語文)」の指導内容と,指導のポイント
8高学年「読むこと(物語文)」の指導内容と,指導のポイント
9低学年「読むこと(説明文)」の指導内容と,指導のポイント
10中学年「読むこと(説明文)」の指導内容と,指導のポイント
11「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の指導内容,指導のポイント
12書写指導について,指導内容と、指導のポイント
13模擬演習(1)学習指導案を作成
14模擬演習(2)模擬授業
15総括
16定期験