【講義概要】
本講義では、歴史文学作品の講読を通して、近世(江戸時代)日本人の思想を学びます。江戸時代の日本では、儒学・本草学・和算・暦算天文学・解剖学など諸学問・諸思想が活発に学ばれていましたが、そこには伝統的な中国思想から新たな西洋思想への転換が見え隠れします。史資料を基に日本思想独特の発展の様相を理解することを目的とします。
本講義は、国際文化学部国際文化学科ディプロマ・ポリシー「思考力・判断力・表現力」における「共生可能な持続的社会形成のための思考力・判断力・行動力を身につけることができる」を目的とする。
【学習到達目標】
近世日本の思想に関する知識を習得し、その特質を理解する。
【履修上の注意】
授業への出席に加えて、レポート作成やプレゼンテーション、ディスカッションへの意欲的な取り組みを評価します。出席が規定に満たない場合は、失格となります。
この授業は、非対面授業週の講義を、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。
【事前準備学習】
各回に課せられる課題やレポートで必ず予習・復習をしてくること
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『月のえくぼを見た男 麻田剛立』 鹿毛敏夫 くもん出版 2008 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | 『一覧』 |
【評価方法】
課題およびレポート60% 授業態度40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 江戸時代の思想 | |
2 | 文学から思想を読み解く | |
3 | 生命への疑問 | |
4 | 宇宙への疑問 | |
5 | 時間と暦 | |
6 | 暦算天文学の思想 | |
7 | 三浦梅園の思想 | |
8 | 大坂の町人思想 | |
9 | 古医方と解剖論 | |
10 | 西洋思想の流入 | |
11 | 天文物理学思想の萌芽 | |
12 | 私塾「先事館」 | |
13 | 間重富と高橋至時 | |
14 | ケプラーの第三法則 | |
15 | 伊能忠敬 | |
16 | 定期試験期間 | |