【講義概要】
「社会あるところ法あり」と言われるように、みなさんが生活する際には意識するとしないとにかかわらず、「法」にかかわっています。私たちが「モノ」を買う、車を運転する、好きな人と結婚する、親から財産を相続する、などといった日常でありふれたことも、実は法と密接な関係にあります。法を知らないために不利になるようなことも、実は少なくありません。
この授業では、「法」と私たちがどのようにかかわっているのかを、実際の事件、裁判、そしてニュースなどで問題になってきたことを通じて学んでいただきたいと思っています。
本講義はディプロマポリシーに於ける、
「知識・技能 1. 経済社会が抱えるさまざまな課題に対する関心と問題意識をもつことができる」、
「思考力・判断力・表現力 2. 政治や法とのつながりを理解し、経済社会を多面的に捉えることができる」、
の実現を目指す講義となります。
【学習到達目標】
①新聞やテレビのニュースで扱われる憲法関連の事例を理解できるようにすること。
②それらの事例をただ単に把握するだけではなく、自分なりの見解を含めた上で多角的に考察できるようにすること。
【履修上の注意】
授業中の私語は厳禁です。「自由とは、他人を害さないあらゆることをなしうること」(いわゆる1789年「フランス人権宣言」4条)は法の基本です。他の学生の「学ぶ権利」を侵害する行為に対しては厳格に対処します。
【事前準備学習】
前回の授業で、予習すべき個所を指定します。その部分を授業前までに必ず読んでください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『はじめの一歩 法学・憲法』 松原 幸恵・ 榎澤 幸広・飯島滋明編 現代人文社 2020年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
テスト60点、毎回、授業中に行うレポートを40点で評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 第1回 プーチン・ロシアのウクライナ侵攻と法 | |
2 | 第2 回 はじめに(教科書2~3ページ) | |
3 | 第3 回 未成年者飲酒・喫煙禁止法(教科書44~47ページ) | |
4 | 第34回 裁判の基礎知識(教科書16~19ページ) | |
5 | 第5回死刑制度(教科書72~75ページ) | |
6 | 第6 回 インフォームド・コンセントと法(教科書32~35ページ) | |
7 | 第7 回 臓器移植法(教科書36~39ページ) | |
8 | 第8 回 実名犯罪報道(教科書66~67ページ) | |
9 | 第9 回 死刑制度(教科書72~75ページ) | |
10 | 第10回 中絶(教科書76~79ページ) | |
11 | 第11 回 沖縄と法(教科書94~97ページ) | |
12 | 第12回 国際法と子どもの地位(教科書60~61ページ) | |
13 | 第13回ブラックバイト24-27ページ。 | |
14 | 第14回 憲法改正問題 | |
15 | 第15回 今までの総復習 | |
16 | 第16回 テスト | |