【講義概要】
本講義は、経営学部データ経営学科ディプロマ・ポリシーにおける【知識・技能】のうち「経営学、マーケティングなど経営に関する基礎的・専門的知識や理論を理解し身につけている。」、「経営に必要なデータを収集・分析・可視化する基礎的知識及び技能や能力を身につけている。」および、【思考力・判断力・表現力】のうち「新たなビジネスの価値創造に寄与するために、修得した知識・技能を基に論理的に思考し、ビジネス上の問題・課題を発見することで、経営戦略の構築や意思決定に役立てることができる能力を身につけている。」という能力の習得を目的とする。
本講義は、現代社会に存在する企業をテーマとする。私たちの多くは、生活の糧を得る場所として企業で働く。そして、企業から供給される製品やサービスを購入することによって、日々の生活のほとんどが成り立っている。また、企業活動の浮沈によって、地域社会の衰退が引き起こされることもある。本講義では、経済主体の一つである企業に着目し、企業の歴史的発展経緯と現代企業の実態、さらには企業と地域社会の関係についても、理論的な話だけではなく、事例を交えながら講義を進める。なお、本講義の目的は、私たちの生活に大きな影響を与える現代企業の在り方を認識することである。
※教員の実務経験:経済団体における経営指導員・中小企業診断士
※実務経験をいかした教育内容:
経済団体において経営指導員・中小企業診断士として、創業支援や経営改善、事業再生などの経営支援業務に従事した経験を踏まえ、実際の支援事例なども交えた講義を行います。
【学習到達目標】
・現代企業に関する基本的な概念や用語を理解できている。
・企業論で習得した知識をもとに、現代の企業を取り巻く環境に対して考察することができる。
・自分自身の興味・関心のある分野に対する業界研究・企業研究に役立てることができる。
【履修上の注意】
・出席システムでは、通年で11回以上の出席が期末試験の受験資格となります。
・講義開始後、30分が経過すると欠席とみなします。
・スライドを使用した講義と質疑応答の後、ミニッツペーパーに取り組んでいただきます。
・受講生は、興味のある企業に関する調査分析を行い、課題レポートとして提出していただきます。
・随時、受講生に問いかけを行います。問題意識を持って授業に参加し、積極的に発言してください。
・授業中の携帯電話の使用や私語は禁止です。
【事前準備学習】
・日頃から新聞やWebの企業情報に関連する記事を確認すること。
・受講期間を通じて自身の興味ある業界や企業を明確にし、その企業についての決算情報などを収集すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『世界一楽しい決算書の読み方』 大手町のランダムウォーカー KADOKAWA 2020 『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』 アレックス・オスターワルダー&イヴ・ピニュール 翔泳社 2012 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
評価方法
・平常点(30点)
・課題レポート(20点)
・定期試験(50点)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション どうして企業は生まれたのか | |
2 | 決算書から読み解く企業 | |
3 | ビジネスモデルから読み解く企業 | |
4 | 事例研究~小売業~ | |
5 | 事例研究~金融業~ | |
6 | 事例研究~自動車関連~ | |
7 | 事例研究~飲食業~ | |
8 | 事例研究~アパレル業~ | |
9 | 事例研究~IT~ | |
10 | 事例研究~多角化企業~ | |
11 | 公共団体(国・地方公共団体) | |
12 | 公共的団体と非営利企業 | |
13 | 中小企業とは | |
14 | 中小企業の分析手法 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |