名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限経営のための基礎数学秋A名古屋 21宇野 民幸BT1304

【授業情報】

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講義概要

本科目は、日常生活や社会で利用される数と量、あるいは図形などの表現について、その背景にある現象の見方やあり方の表象として根本的に捉えることから始める。
そして、日常における事象についての論理や集合の考え方、演算や関数などについての理解を確かなものにして、数学的に思考したり、処理をして表現していくことができる基礎力を身につける。
また、経営やビジネスに活かすことができる基本的な数理の考え方や、線形代数や微分積分の考え方、表現のされ方の理解も進めて、数量による処理や解析の意味が理解できて、提言や考察に役立てることができる知識と技能を身につけることを目的とする。
本授業は、学部のDPにおける、知識・技能のうち「経営に必要なデータを収集・分析・可視化する基礎的知識及び技能や能力を身につけている。」に対応しており、また、思考力・判断力・表現力である「適切かつ分かりやすく伝えることができるコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を身につけている。」、そして、主体性・多様性・協働性となる「主体的に問題・課題解決に向け取り組むことができる態度、および多様な人々と協働することができる能力を身につけている。」に対応している科目である。



【学習到達目標】

・日常や社会における事象を、数量的および数理的な観点から理解して、処理する能力と技能を養う。

・数量の演算や関係性についての知識と理解を確かなものにして、ビジネスや経営に活かすことのできる思考力と活用力、そして表現力を身に付ける。

・数学的な見方、考え方にもとづいて、具体的に構想して考察、推察していくことができる数理的な素養を身に付けながら、それを互いの活動の工夫や、ともに実践するための工夫に活かすことができる。



履修上の注意

疑問点などは積極的に質問すること。適宜授業時において説明をする。



【事前準備学習】

受講前には、これまでの数学で学んだ事項などを復習しておき、場合により苦手となるところを含めて、質問等も積極的にできるようにしておく。
受講後には、学んだ数学の内容の利活用についての意識もして、補強したりまとめたり、課題について表現ができるようにする。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『数と計算の意味がわかる』 野崎昭弘・阿森仁・伊藤潤一・小沢健一 べレ出版 2001年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業中の課題と小レポート(30%)および中間レポート(30%)により、内容の理解度を評価して、最終レポート(40%)により、総合的な理解度と活用力などについて評価する。
小レポートについては、返却してフィードバックをおこなうことで、最終レポートに活かせるようにする。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1第1回:数と量および図形などの表現について
2第2回:数の表現(Ⅰ) 記数法 /こどもと大人の違いから
3第3回:数の表現(Ⅱ) 命数法 /日本と諸外国の違いから
4第4回:数量の構造について
5第5回:数の表現(Ⅲ) 位取りについて /人間とそれ以外の違いから
6第6回:量の比較(Ⅰ) 数の概念 /具体物と半具体物
7第7回:連続量と離散量 /連続データと離散データの関係について
8第8回:内包量と外延量 /数の演算との関係について
9第9回:必然性と偶然性 /必要条件と十分条件、並べ方と選び方
10第10回:記述統計と推測統計の考え方
11第11回:量の比較(Ⅱ) 数の構造 /比較の4ステップと単位の換算について
12第12回:数理的な推論とパラドックス
13第13回:数理におけるアブダクションとは
14第14回:数量関係について(Ⅰ) /変化と関係性の表現について
15第15回:数量関係について(Ⅱ) /構造と関係性の表現について
16定期試験期間