【講義概要】
この講義の目的は、国際社会の中で行われる貿易を中心とした様々な経済活動について、理論的な思考と実際のトピックスを照らし合わせながら、国際的な教養を身につけることにあります。
グローバル化が進展するにつれて、ビジネスにおける海外とのつながりはより強固になっています。一方で、それが故にリスクをもたらすことも、昨今の感染症の流行や戦争・紛争の影響から感じられることと思います。
本講義では、国際商社を中心とした貿易の担い手が、実際のビジネスの現場でどのような理論的知見と実務的視点を持って活動しているかに焦点を当て、理論・マーケティング・実務の3点から学習を行います。
なお、本講義は商学部経営情報学科ディプロマ・ポリシーの以下の能力の養成に関係します。
知識・技能
1)建学の精神に依拠する教育を基盤とするカリキュラムの履修により、国際的な視点から豊かな倫理観と教養に基づいて行動することができる。
【学習到達目標】
・国際経済における様々な事例について理論的に考察できる。
・貿易マーケティングの基礎的な手法を理解し、活用できる。
・貿易における実務上の課題を理解し、その知識を深める。
【履修上の注意】
・レポート課題は講義中に提示する。レポートの提出がない場合の単位は不可となるので気をつけること。
【事前準備学習】
新聞の経済面、経済ニュースを見るなど、経済事象に関心を持つこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 指定しない。適宜、資料を配布する。
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参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(小レポート&Minite paper)と定期テストによる。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 貿易理論①-技術的優位性 | |
3 | 貿易理論②-生産要素賦存 | |
4 | 貿易理論③-規模の経済性 | |
5 | 理論①~③のまとめ-理論はどのように活かされるか | |
6 | 貿易マーケティング①-環境要因とPEST分析 | |
7 | 貿易マーケティング②-貿易の収益性とFive-Force分析 | |
8 | 貿易マーケティング③-マーケットリサーチ:価格と損益分岐 | |
9 | 貿易マーケティング④-ブランディングとSTP分析 | |
10 | マーケティング①~④のまとめ-貿易マーケティングの実際 | |
11 | 物流・実務①-文化の影響 | |
12 | 物流・実務②-海外取引に潜むリスク | |
13 | 物流・実務③-為替と利益 | |
14 | 物流・実務④-関税、地域協定とその影響 | |
15 | 物流・実務①~④のまとめ-国際流通の実際 | |
16 | 定期試験期間 | |