名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限ものづくり経済論春A名古屋 23今給黎 佳菜GD3307

【授業情報】

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講義概要

日本のものづくりの歴史について、主に陶磁器業を事例として学びます。日本の陶磁器業は、近世から現代に至るまでどのように変化してきたのか、それは日本経済にどのような影響を与えてきたのか、それらのプロセスを追うことを軸に議論していきます。
特に日本最大のセラミック企業グループ「森村グループ」の歴史を詳細に取り上げます。
愛知県、名古屋市は歴史的にも陶磁器業が盛んな地域ですので、地域産業としての意義や他産地との比較も議論に加えます。
講義終了後には、陶磁器業の歴史や現代における課題、他産業との比較、他国との比較などについて、自分の言葉で論理的に説明できるようになることを目指します。
この授業は、ディプロマポリシー【思考力・判断力・表現力】のうち、「自分の考えを口頭や文章によって的確に伝える」能力を養うことを目的としています。



【学習到達目標】

①日本の陶磁器業に関する基礎知識を習得する。
②近世から現代に至るまでの陶磁器業の歴史的経緯や、現代の日本陶磁器業が抱える課題について、自分の言葉で説明できるようになる。



履修上の注意

・講義は基本的にパワーポイントのスライドを映写しておこないます。
・授業中は各自講義の要点をノートにとり、復習できるようにしてください。
・授業中の積極的な質問・問題提起・議論を歓迎します。
・スケジュール等に変更があった場合には事前に告知します。



【事前準備学習】

・事前学習:講師の指示した内容に取り組んでから授業に臨むこと、質問があれば準備してくること(目安:90分)
・事後学習:講義のポイントを各自まとめたノートと授業資料で復習すること(目安:90分)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『ものづくり日本経営史 江戸時代から現代まで』 粕谷誠 名古屋大学出版会 2012年
『近代日本の陶磁器業』 宮地英敏 名古屋大学出版会 2008年
『近現代日本の地場産業と組織化 輸出陶磁器業の事例を中心として』 大森一宏 日本経済評論社 2015年
授業内で追加提示します
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・受講態度(熱心に授業に取り組んでいるか) ・・・30%
・平常試験(授業の内容を正しく理解し自分の中で定着させているか) ・・・70%
 ※授業内でおこなう平常試験の詳細については追って告知します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2統計から見る陶磁器業
3森村グループ
4森村組 創業期
5モリムラ・ブラザーズ①
6モリムラ・ブラザーズ②
7企業家 森村市左衛門
8企業家 大倉孫兵衛・和親
9名古屋陶磁器業①
10名古屋陶磁器業②
11産地比較 ―有田、京都、薩摩―
12美術史から見る陶磁器業
13ものづくり経営史
14現代陶磁器業が抱える課題
15まとめ
16定期試験期間