【講義概要】
「キリスト教概説２」は、春学期の「キリスト教概説１」で学んだことをもとに、建学の精神として本学の教育を基礎づけるキリスト教の教えを、歴史・文化・現代的な文脈などの個別具体的なテーマに即してより深く学ぶことを通して、幅広い知識や技能を修得するために必要とされる謙虚な学びの姿勢、社会における課題を発見するための視座、他者を理解・尊重することにより積極的に向かう姿勢の確立を目的とします。
そのため本講義では、普遍的な人生観や価値観として人間存在にかかわる問題について聖書はどのように答えているのか、特に「生」と「死」の問題をどう捉えているのかを学びます。時には視聴覚教材を使用しながら関心を持てるよう授業を展開することを通し、受講生が下記の学修到達目標に近づくことを目指します。
【学習到達目標】
①授業への積極的な参画やチャペルへの参加を通して謙虚な学びの姿勢をより向上させることができる。
②建学の精神である「敬神愛人」についてより深く理解し、自らの言葉で表現できる。
③自己の尊厳について、他者との共生について、より良い世界のあり方について、本講義で得た視点や知識を活用し、深く考察することができる。
【履修上の注意】
①授業では私語を慎み、携帯などを見ず授業内容をしっかりノートにとること
②配布されたプリントは自分でファイルなどを用いて管理すること。
③何度か授業でレポートを書いてもらうので、その都度真剣に取り組み、自分の考えを表現できるよう努めること
④すべての授業が関連性を持っているので、毎回の授業を大切にすること
⑤授業内容について質問があれば、オフィスアワーを活用して質問すること
⑥原則対面授業として実施します。(遠隔授業等を併用する場合もあります。)
【事前準備学習】
①教科書である「聖書」に親しみを持つためにも聖書をよく読むこと。受講前には該当箇所に目を通し、受講後には学んだ部分を再度読み返すこと。
②毎週火曜日・木曜日に行われるチャペルアワー出席、その他クリスマス礼拝など特別な礼拝に積極的に出席すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 『旧・新約聖書（新共同訳）』 日本聖書協会
授業ではアプリやwebではなく、書籍として刊行されているものを毎回必携とする。 |
| 参考書 | 『現代を生きるキリスト教-もうひとつの道から』 芦名定道・土井健司・辻学 教文館 2004年初版
『キリスト教って何なんだ？』 上馬キリスト教会ツイッター部 ダイヤモンド社 2022年第３刷 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
・到達目標①～③について、達成度を以下の方法で評価します。
授業への取り組み（20％）、チャペルアワー等の小レポート（20%）、定期試験（60%）
※授業への取り組みは、課題の提出状況や内容から「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」および「主体性・多様性・協働性」を評価します。評価基準（達成度指標）については授業中に示します。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | ガイダンス：建学の精神「敬神愛人」について | |
| 2 | 人生から学ぶ(旧約編)：天地創造とアダムとエバ | |
| 3 | 人生から学ぶ(旧約編)：アブラハム | |
| 4 | 人生から学ぶ(旧約編)：イサク | |
| 5 | 人生から学ぶ(旧約編)：アブラハムとイサクの関係 | |
| 6 | 人生から学ぶ(旧約編)：エサウとヤコブ | |
| 7 | 人生から学ぶ(旧約編)：ヤコブの人生 | |
| 8 | 人生から学ぶ(旧約編)：ヨセフの誕生 | |
| 9 | 人生から学ぶ(旧約編)：ヨセフの人生 | |
| 10 | 人生から学ぶ(旧約編)：モーセの誕生と召命 | |
| 11 | 人生から学ぶ(旧約編)：モーセと出エジプト | |
| 12 | クリスマス物語 | |
| 13 | 人生から学ぶ(新約編)：イエスの生涯 | |
| 14 | 人生から学ぶ(新約編)：イエスと弟子たち | |
| 15 | 人生から学ぶ(新約編)：キリスト教の誕生 | |
| 16 | 定期試験期間 | |