名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限世界遺産論春A名古屋 22古池 (インスト)GD2350

【授業情報】

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講義概要

世界には、人類や地球にとってかけがえのない価値をもつ記念建造物や遺跡、自然環境などを人類共通の財産として守る「世界遺産」がある。世界遺産は単なる過去の遺物ではなく、世界の紛争地帯にあって、文化財の破壊や自然環境の破壊といった危機的な状況にさらされている世界遺産も存在している。我々が生きる現代社会と切り離すことのできない世界遺産の、本来の役割やその存在意義を学ぶ。



【学習到達目標】

・多様性の象徴である世界遺産を学び知見を広げる。
・本講座を通して、文部科学省後援の「世界遺産検定」3級レベルの知識を身につける。



履修上の注意

・講義は、外部のインストラクター(世界遺産アカデミー講師)に依頼します。具体的な講義の進め方については、必ず初回の講義に出席し、履修についての注意事項を各自で確認すること。
・ユネスコの理念や各世界遺産の学習を通して、宗教、文化の多様性、地域の課題、環境問題、芸術・建築などを幅広く学ぶことから、グローバル社会の理解に対する学習意欲のある学生を歓迎する。
・第1回の講義では、講義の流れ、学修の目的、評価方法などについて詳しく説明するので、指定のテキストを持参し、必ず出席すること。
・その他、初回のガイダンスで詳述するので、必ず出席すること。



【事前準備学習】

・事前学修として、教科書の該当箇所を読み、関連する書物や新聞記事を読んでおくこと(2時間)
・事後学修では、講義で配布した資料、教科書を読み返しておく(2時間)
・日頃よりニュースや新聞を読み、世界遺産に関する時事問題を吸収するよう努めること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『きほんを学ぶ世界遺産100〈第4版〉世界遺産検定3級公式テキスト』 世界遺産検定事務局著 マイナビ出版 2023
参考書『世界遺産検定公式過去問題集3・4級2024年度版』 世界遺産検定事務局 マイナビ出版 2024
講義中に適宜資料を配付する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・定期試験(50%)、毎回の講義の最後に提出する小レポート(50%)



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1講義内容、進め方、評価方法について本科目の概要を説明する。
2世界遺産条約、ユネスコの理念など、世界遺産に欠かせない基礎的な知識を解説する
3「姫路城とヨーロッパ城郭建築」など、特徴が似ている海外の世界遺産と比較し、日本の世界遺産を解説する。
4「屋久島とグランドキャニオン」など、特徴が似ている海外の世界遺産と比較し、日本の世界遺産を解説する。
5先史時代・古代文明遺跡は、現代のヨーロッパ文明のルーツを示している。人類の誕生と古代文明について学ぶ。
6アジアの世界遺産は、広大なアジア地域に花開いた文化や宗教の多様性を今に伝える。アジア世界の形成と宗教について学ぶ。
7ヨーロッパの中世とルネサンス、大航海時代の世界遺産について解説。
8高度な文明や精神文化の存在を示している。中南米やアフリカオセアニアの遺跡について学ぶ。
9近代国家の成立と世界の近代化について学ぶ。この時代に関連している遺産は、そのまま現代社会にもつながっている。
10文化的景観、戦争・紛争、地震に関連する世界遺産を学ぶ。加えて、危機遺産、負の遺産について解説する。
11自然環境と持続可能社会について解説。世界の代表的な自然遺産は、かけがえのない地球の歴史とその偉大さを伝えている。
12世界遺産総復習(1)知名度の高い世界遺産「富士山など一般教養を身につける」
13世界遺産総復習(2)知名度の高い世界遺産「ヴェネツィアなど一般教養を身につける」
14テーマでみる世界遺産(1)世界遺産と観光【ケーススタディ:;白川郷とガラパゴス諸島】
15テーマでみる世界遺産(2)世界遺産と保全【ケーススタディ:沖縄島北部と屋久島】
16定期試験