名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限社会的合意形成論秋A名古屋 22水谷 香織GD2325

【授業情報】

表示する



講義概要

・合意を「利害関係者が満足、少なくとも納得できる状態」、合意形成を「利害関係者が合意を目指して行う前向きな話合いのプロセス」と定義する。社会の合意形成とは、 「社会的な課題に対して行う合意形成」であり、「多様な関係者の参加型の政策立案・計画策定プロセス」と考える。
・あらゆる分野において、地域社会の意思決定を行う際には、多様な人々との合意形成が必要とされることが多い。
・本講義では、社会的合意形成の基本的な考え方、心のあり方、コミュニケーション技術、様々な事例、プロのノウハウなどを、講義、ワーク、ふりかえりを通じて修得する。
・現代社会学部ディプロマポリシーの【知識・技能】のうち「情報収集・分析力、論理的思考等の技能」、【主体性・多様性・協働性】のうち「謙虚に学び、他者を理解・尊重して、よりよい人間関係を築く」能力を培うことを目的とする。

・教員の実務経験:地域社会における合意形成のコンサルタント、ファシリテーター。(プロとして18年)
・実務経験をいかした教育内容:社会的合意形成の理論を理解した上で、実務で利用している技術を使えるようにトレーニングを行う。毎回、ファシリテーションを行い、学生同士の主体的なコミュニケーションを促進することで学びを深めていく。



【学習到達目標】

・合意形成の基本的な考え方を理解し、日々の実践の中で技術を磨くことができる。
・日常生活の身近な意思決定において、利害関係者が満足、納得する状況をつくることができる。
・行政政策の立案、事業計画の策定等において、多様な利害関係者との合意形成がどの程度できているかを評価する視点をもつことができる。



履修上の注意

・本講義の履修を希望する者は、春学期の「ファシリテーション論」を履修していることが望ましい。
・また、第1回授業「ガイダンス」に出席し、内容と進め方を理解した上で履修すること。
・社会的合意形成について、最初は分からなくても良いが、「学びたい」「体験したい」「できるようになりたい」等前向きな気持ちがあること。
・毎回、グループワークや合意形成体験などで、学生同士のコミュニケーションが発生する。
・CCSが利用できるPC、スマホ等持参
・対面でのコミュニケーションや体験から学ぶことが多い講義のため、遅刻、欠席は、原則として認めない。やむをえない場合は、教員に連絡すること。



【事前準備学習】

・事前学習として、「問いかけ」がある場合は、答を考えておくこと。
・日々の生活のなかで常にアンテナを張り巡らせて、講義で示されるテーマに関する最新の情報をチェックしておくこと。特に、新聞やテレビ、雑誌などのマスメディアだけでなく、インターネット上にある個人・団体の発信、専門家の高品質な動画、海外のサイトなどから情報収集を行い、多様な見方、意見に接していること。(90分)。
・授業後には、「ふりかえり」としてミニッツペーパーに気づきを記入すること。また、授業で習った考え方やコミュニケーショ技術等は、日常生活のなかで応用しトレーニングを積むこと(90分)。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

●配点
・授業への参画  2点×15回=30点
・ふりかえり   2点×15回=30点
・授業内レポート 40点
※レポートの内容は、原則として授業内でプレゼンテーションし、質疑を経たうえで、教員からコメントを行なう。

●成績評価
・S:90~100点、A:80~89点、B:70~79点、C:60~69点

●条件
・10/15回以上の出席 
※対面でのコミュニケーションや体験から学ぶ講義のため、6回欠席した場合は不可。補講は行わない。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス
2社会的合意形成の概論
3身近な合意形成
4地域社会の合意形成
5合意形成のプロセスデザイン
6合意形成のプロセスデザイン演習
7合意形成が上手くいかない時の5つの質問
8ケーススタディ① 区の将来ビジョンの策定(仮)
9ケーススタディ② 都心の放置自転車対策(仮)
10ケーススタディ③ 人とペットの共生社会づくり(仮)
11ケーススタディ④ 迷惑施設の建設(仮)
12ケーススタディ⑤ 日本国憲法改正(仮)
13国内外の社会変動と新技術の展開
14これからの社会的合意形成
15まとめ
16定期試験期間