【講義概要】
「貯蓄から投資へ、資産形成へ」という言葉を耳にする機会が増えています。これは、大切なお金を積極的に働かせる、つまり資産運用によって増やしていく努力が必要になってきたということです。
資産運用が必要になってきた背景は、年金危機と超低金利です。将来の老後生活は公的年金には頼れない、自助努力により資産形成をすることが必要になってきています。また預貯金金利が0%に近い昨今、預貯金だけではなかなか資産を増やすことはできません。
そこで本講義を通して、株式、債券、投資信託といった商品へ投資することがいかに重要かを認識し、NISA等を利用した証券投資に役立つ知識を身に付けてもらえるような講義をします。
なお証券会社や証券取引所等の外部講師による講義を1〜2回予定しており、その際は若干シラバスの内容は異なります。
【学習到達目標】
株式、債券、投資信託の仕組みを理解でき、自分で資産運用ができるような知識を身に付けること
本講義を通じて修得した知識や技能を活用して、実際のビジネスや企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付ける。
【履修上の注意】
教科書に沿って授業を進めるため、受講生は初回授業までに教科書を入手し、必ず毎回の授業時には教科書を持参して授業に臨んでください。
【事前準備学習】
事前学習として、新聞・雑誌各種メディアの証券市場のニュースに目を通すこと。
特に、テレビ東京のワールドビジネスサテライトは視聴してもらいたい。
事後学習として、授業時間の2倍の時間をかけて、配布プリントの復習を確実におこなうこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『証券投資の基礎知識』 坂下晃監修 鳴滝善計・外島健嗣・田村香月子 晃洋書房 2019年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業参加状況と課題提出状況を含め、平常点(50%)
期末試験:50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス:この授業で学習する内容の詳細 | |
2 | 個人の資産運用の在り方 | |
3 | ポートフォリオ運用の理論 | |
4 | 株式市場(1)株式発行市場 | |
5 | 株式市場(2)株式流通市場 | |
6 | 株式投資 | |
7 | 債券投資(1)債券市場0 | |
8 | 債券投資(2)債券の利回り計算 | |
9 | 投資信託(1)投資信託の基礎 | |
10 | 投資信託(2)投資信託のリターンとリスク | |
11 | 外国証券投資 | |
12 | デリバティブ投資(1)先物取引手法 | |
13 | デリバティブ投資(2)オプション取引手法 | |
14 | オルタナティブ投資 | |
15 | 講義のまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |