【講義概要】
証券市場は資本主義経済の発展に重要な役割を担っている場であり、そこでは国債、社債、株式など多種多様な証券が発行され、流通しており、その公正な価格形成や円滑な取引が実施されるよう様々な制度及び規制が設けられています。本授業では、証券市場の構造と機能について考察します。併せて、証券市場での資産運用にはどのようなリスクがあるかも考察します。
なお証券会社や証券取引所等の外部講師による講義を1〜2回予定しており、その際は若干シラバスの内容は異なります。
【学習到達目標】
株式、債券、投資信託といった証券について理解し、自らの興味や問題意識に沿って専門性を深めることができる。
本講義を通じて修得した知識や技能を活用して、実際のビジネスや企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付ける。
【履修上の注意】
教科書に沿って授業を進めるため、受講生は初回授業までに教科書を入手し、必ず毎回の授業時には教科書を持参して授業に臨んでください。
【事前準備学習】
事前学習として、新聞・雑誌各種メディアの証券市場のニュースに目を通すこと。
特に、テレビ東京のワールドビジネスサテライトは視聴してもらいたい。
事後学習として、授業時間の2倍の時間をかけて、配布プリントの復習を確実におこなうこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『証券論』 外島健嗣 近畿大学通信教育部 2024年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業参加状況と課題提出状況を含め、平常点(50%)
期末試験:50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス:この授業で学習する内容の詳細 | |
2 | 国民経済と証券市場 | |
3 | 証券市場の歴史(その1)証券市場の誕生、英米の証券市場の歴史 | |
4 | 証券市場の歴史(その2)日本の証券市場の歴史 | |
5 | 証券発行市場 | |
6 | 株式流通市場 | |
7 | 投資指標と株式価格 | |
8 | 公社債流通市場 | |
9 | 投資信託 | |
10 | デリバティブ市場(その1)先物取引 | |
11 | デリバティブ市場(その2)オプション取引 | |
12 | 証券市場の構成者 | |
13 | 8投資家保護と証券規制(その1)インサイダー取引 | |
14 | 投資家保護と証券規制(その2)投資家保護制度と証券規制 | |
15 | 講義のまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |