名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限解剖学A実習秋B名古屋木411小林 希実子RL1103
4限解剖学A実習秋B名古屋木311小林 希実子RL1103

【授業情報】

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講義概要

リハビリテーション学部のディプロマ・ポリシー【専門知識・技能】のうち「専門職として必要とされる観る力、聴く力、伝える力を身につける」、「基礎医学領域の知識を身につける」事を達成すること目的とし、さらに「理学療法専門領域の知識と技術を身につける。」と【理学療法学を学ぶ学生としての態度】のうち「他者と連携・協働することができ、強い責任感を持って自身の役割を担うことができる。」ことができる土台を形成することを目的とする。カリキュラムポリシーとしてリハビリテーションに関わる科学的知識および根拠にもとづいた技術を修得し、医療、健康と福祉に貢献できる人材を養成することを教育の目標としている。人体の正常構造を理解し、その構造をとることでどの様な機能へと繋がるか、その関係性の理解を深めることにより理学療法士の資格を得るために必要不可欠な人体構造の基本的知識を修得することができる。
 本講義では解剖学A・B講義に引き続き、感覚・内分泌系について学び、人体の発生について説明を行う。また神経系の構造と機能を末梢神経と中枢神経に分けて説明し、神経の伝導路や各器官とのつながりにいて理解することを目的とする。




【学習到達目標】

内分泌器の構造と機能について説明できる。
感覚器の構造と機能について説明できる。
胎児の発達過程での機能・形態的変化について説明できる。
神経(末梢・中枢神経系)の構造と機能について説明できる。
神経伝導路や各器官との関係について説明できる。



履修上の注意

 実習では標本や模型を利用するが、標本の中には人体に由来したものもあり、故人の生前の意志に基づいて提供された標本も含まれている。したがって、学生は見知らぬ多くの方々の崇高な遺志によって解剖学という学問が成り立っていることを忘れてはならない。故人の尊厳を守り、感謝と畏怖の念をもち、礼節を欠く事無く学習に取り組んでもらいたい。
 そのため以下の禁止行為を示す。講義や実習中のスマートフォンなどの情報端末の使用禁止。人体および人体標本、模型や講義スライドなどの撮影・録画・録音行為の禁止。さらにそれらの画像のみならず情報などをブログやSNSなどに投稿しインターネット上に流布する行為の禁止。
 実習室においては飲食厳禁とする。



【事前準備学習】

解剖学A実習では解剖学A・Bに引き続いた内容となっている。そのため解剖学A・Bで学んだことを十分に復習(約一時間)したうえで受講すること。
 実習室はグループ学習の場としても積極的に活用できるよう講義時間外の学生利用ができるようにする予定である。また、膨大な解剖学用語を正確に読み、書けるようになるためにも自学自習の習慣をつけてほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『解剖学 第5版 標準理学療法学・作業療法学』 野村 嶬 編 医学書院 2020
参考書『プロメテウス解剖学コアアトラス(第4版)』 坂井建雄(監訳) 医学書院 2023
『日本人体解剖学 上巻(20版)』 金子丑之助 南山堂 2020
『からだがみえる 人体の構造と機能(1版)』 医療情報科学研究所 (編集) メディックメディア 2023
『カラー図解 人体の正常構造と機能 (4版)』 坂井 建雄, 河原 克雅 (編集) 日本医事新報社 2021
『カラー図解 人体発生学講義ノート(2版)』 塩田 浩平 金芳堂 2017
『カラー図解 神経解剖学講義ノート』 寺島俊雄 金芳堂 2011
『グレイ解剖学 原著第4版』 秋田恵一 (翻訳) エルゼビア・ジャパン 2019
『グレイ解剖学アトラス 原著第3版』 秋田恵一 (監修, 翻訳) エルゼビア・ジャパン 2021
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

評価は試験(配点80%)、その他(配点20%)で行う。その他の評価項目はスケッチ・レポートなどの課題、授業・実習態度などである。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1内分泌系 ホルモンと標的器官
2内分泌腺の種類
3感覚器 体性感覚
4感覚器 嗅覚器・視覚器
5感覚器 平衡聴覚器・味覚器
6感覚内分泌まとめ
7人体の発生/胚子・器官系の発生
8人体の発生/胎児の発生・出生後
9神経系の構成
10末梢神経系 概論
11脳神経(Ⅰ〜Ⅳ, Ⅵ)
12脳神経(Ⅴ)
13脳神経(Ⅶ,Ⅷ)
14脳神経(Ⅸ,X)
15脳神経(Ⅺ,Ⅻ)
16自律神経系
17末梢神経系まとめ
18中枢神経系 概論
19脳室・髄膜の構成
20大脳の構造と機能
21間脳
22脳幹(中脳・橋・延髄)
23小脳、脊髄
24脳血管・神経系の発生
25中枢神経系まとめ
26上行性伝導路(体性感覚)
27上行性伝導路(特殊感覚)
28下行性伝道路(錐体路)
29下行性伝道路(錐体外路)
30伝導路まとめ
31定期試験期間(感覚内分泌・人体発生)
32定期試験期間(神経系)