【講義概要】
この科目は、義肢装具がリハビリテーションにおいて果たす意義や役割を理解することを目的とする。
義肢においては、各義肢の名称や機能を憶え、各々の切断原因や切断部位に最適な義肢選択の知識を獲得し、断端管理や歩行訓練の重要性を理解してもらいたい。
装具においては、各装具の種類や分類を学び、装具の固定原理や機能を理解し、各傷病に対する装具の適応について、上肢、下肢、体幹別に学ぶ。
また、義肢装具共通の目的として、それぞれのチェックポイントを学び、臨床において必要な適合能力の獲得を目的とした講義である。
この講義は、リハビリテーション学部のディプロマ・ポリシー【専門知識・技術】のうち、『理学療法専門領域の知識と技術を身につける』ことを主な目的としています。
【学習到達目標】
・義肢装具の種類、機能、適応を理解し、臨床において義肢装具をリハビリテーションで効率的に使用できる能力の獲得を目標とする。
・義肢装具のチェックポイントを習得し、適合状態の良し悪しを判断できる知識を身につけること。
【履修上の注意】
義肢装具の見本は丁寧に扱うこと。また、継手などで指などを挟まれて怪我をしないように注意すること。
【事前準備学習】
義肢装具の使用目的を調べておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『義肢装具のチェックポイント 第9版』 日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会 医学書院 2021 |
参考書 | 『義肢装具学 第4版』 川村次郎ほか 医学書院 2009 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験及び、授業態度から評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 義肢装具の支給制度 | |
2 | 義肢総論、切断と義肢 | |
3 | 義肢各論①(大腿義足、股義足、膝義足) | |
4 | 義肢各論②(下腿義足、足根義足) | |
5 | 断端管理、義肢のリハビリテーション | |
6 | 装具総論、装具各論(長・短下肢装具) | |
7 | 装具各論②(上肢装具、体幹装具、その他) | |
8 | 定期試験期間 | |