【講義概要】
世界遺産論では、学生が世界や日本の有形文化財と無形文化財とは何かを理解し、何故、これらの遺産を保存保護することが大切なのかを学びます。このコースでは、ユネスコの世界遺産(文化遺産と自然遺産)の定義や意義についても学び、代表的な100の世界遺産について、その歴史や特徴などを学びます。 現在登録されている20の日本の世界遺産については、特に詳しく学び、その他にも、現時点での、将来の世界遺産候補のリストや、日本と諸外国の無形文化遺産、いわゆる、Intangible Cultural Heritage に関しても、最低限の知識を身つけるようにデザインされています。参加者同士の意見交換や発表を通して、世界遺産保護・保存の意義を考えていきます。コース終了後には、世界遺産検定3級に合格できるだけの知識を具体的に身につけるために、世界遺産検定模擬試験、クイズと解答、DVD観賞など、いろいろな講義方法を採用します。
終了後には、各自が、世界遺産検定の3級に挑戦し、合格することをも目的とした授業です。3級保持の学生には、2級試験準備のアドバイスを行います。観光やホテル業界、その他のサービス業界に就職したい学生には必須の科目となるでしょう。その他の学生には、国際的な一般教養として役立ちます。
オープン科目ですから、他の学部の学生も大歓迎です。
日本および、世界各地の世界遺産、歴史、文化、社会、経済、政治などをユネスコ世界遺産を通して幅広く学び、グローバル社会における多文化理解を見につけるように学ぶ。 また、そのような知識を生かし、多文化社会の中で、他地域や他者との理解、対話の必要性を学び、グローバルカルチャーの基礎を見につける。
Diploma Policyの知識・理解におけるグローバル社会における多文化理解の習得を目指す。 また、 Curriculum Policy 共存を前提とした国際協力・支援の現状を学ぶこともゴールとする。
【学習到達目標】
無形遺産や有形遺産の保存の重要性に関して正しく理解し、説明できるようになる。
文化面における国際協力の多様性や、重要性を正しく理解する。
国連ユネスコやユネスコの文化分野における活動を把握する。
日本と世界の基本的な100の遺産に関して十分な知識を身につける。
文化分野における、国際支援や国際協力のあり方に関して、自分の意見を学術的に表現できるようになる。
世界遺産検定3級に合格できるだけの知識を身につける。
【履修上の注意】
毎回の授業に関する詳細な内容は教員からアナウンスされるので、よく確認してください。授業の内容はCCSに掲載されるので、出来るだけペーパーレスで、CCSを活用して、予習復習をする姿勢が求められる。受講者は積極的に世界遺産検定を受検し、3級、または2級をめざして合格するための努力をすることが求められる。 国際文化協力、国際文化に関して関心を持ち、国際ニュースなどを見るように心がけてください。
外部講師を招聘したりして必要に応じては遠隔授業、 TEAMS授業も行います。 コードを使って参加してください。
TEAMSのコードは pysmuoj
【事前準備学習】
授業には積極的に参加し、毎回、あらかじめの準備をしたうえでこの授業に臨めるよう事前学習・事後学習に努めてください。
つねに国際文化理解・国際文化交流のあり方や現実に関心を持ち、社会情報の収集に努めること。特に文化遺産や自然遺産に関するテレビやDVDなどを積極的に観賞し、人類の遺産の興味を持つように努力してください。日本の世界遺産訪問もお勧めです。
成績はレポート提出、ミニッツ提出の他、基本的には期末試験の成績で決めます。 世界遺産検定3級合格の人は最低 a以上、2級合格の人はsの成績を認定します。 出来る限り世界遺産検定を受験することを勧めます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『初めて学ぶ 世界遺産100 3級』 世界遺産アカデミー 世界遺産検定事務局 最新 『世界遺産検定 公式過去問題集3級』 世界遺産アカデミー 世界遺産検定事務局 最新 同上のセットの世界遺産検定2級向きの書籍は補足として役立ちます。2級を受ける人は必須です。
この授業は必ず教科書を買ってください。また、出来るだけ、世界遺産検定の3級または、2級に挑戦してください。名古屋学院大学グループ受験でディスカウントで受験できます。
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参考書 | 『世界遺産検定 過去問題集 1-2級』 世界遺産アカデミー 世界遺産検定事務局 最新 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
評価方法は、CCSの課題、ミニッツペーパ提出内容、レポート提出、ミニ試験、対面授業の参加率と出席率、などをベースに。ccs上の期末試験か、可能なら通常の期末試験を行います。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション:授業の目的と文化遺産に関する考察 | |
2 | 国連ユネスコと世界遺産概念と登録基準 (文化における国際協力とは) | |
3 | 日本の世界遺産 文化遺産 | |
4 | 日本の世界遺産 自然遺産 | |
5 | 日本の無形文化遺産+DVDで見る日本の遺産 | |
6 | 世界遺産検定3級 模擬クイズ | |
7 | 人類の誕生と古代文明 | |
8 | アジア世界形成と宗教 | |
9 | 古代文明とアジアの遺産の模擬クイズ | |
10 | ヨーロッパ中世とルネッサンス | |
11 | アメリカ、アフリカ大陸、東アジアの変動、オセアニアの遺跡 | |
12 | 模擬テスト、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オセアニア | |
13 | 近代国家成立後の遺産、テーマで見る世界遺産 | |
14 | 世界の自然遺産 基礎 | |
15 | 世界の自然遺産 発展 | |
16 | 定期試験 | |