【講義概要】
国際文化基礎演習1では、学生が専門演習に進むためのアカデミック・スキルを習得することを目指します。アカデミック・スキルとは、大学で学問に取り組む際に必要となる基本的な技能と捉えることができます。自分の考えを正確に伝える能力やプレゼンテーション技術の向上を図るために、国際文化学科に関連する多様なテーマ(その多くは専門科目として配当されているものの内容に相応しています)を題材として、個人やペア、あるいはグループ単位で文献講読、ディスカッション、意見の発表などを行います。
この授業は、本学のディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「日本および世界の各地域の文化・歴史・社会・政治・経済などを学び、グローバル社会における多文化理解を身に付ける」ことを主な目的としています。
【学習到達目標】
・国際文化理解に関連する分野やテーマの多様さに気づく。
・国際文化に関連するテーマに関する議論に参加し、意見を発表する態度を醸成する。
・自己の意見を的確に表現するための技能を習得する。
・具体的な学習分野や対象地域を想定した調査・まとめの作業を習得する。
・国際文化理解に関する個別の学習成果をプレゼンテーションすることを経験する。
【履修上の注意】
・毎回の授業に関する詳細な内容は、各教員からアナウンスされるので、よく確認してください。
・単なる仲良しグループではなく、共同作業で学習を進めるための仲間づくりが望まれます。
・出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は「失格」とします。
【事前準備学習】
授業には積極的に参加し、毎回、あらかじめの準備をしたうえでこの授業に臨めるよう事前学習・事後学習に努めてください。そのためには授業時間以外に、時間と場を設けてグループ学習を推進する必要があります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『NGU教養スタンダード基礎セミナー』 名古屋学院大学 2023 1年次の基礎セミナーで使用したテキストを必ず持参するようにしてください。 |
参考書 | 授業の中で紹介します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業内での取り組み状況、学期中および学期末の課題内容を総合的に判断して評価を行います。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション:文化を研究する方法 | |
2 | 自文化と異文化 | |
3 | 文化を研究するには | |
4 | 研究テーマ設定と役割分担 | |
5 | 文献資料の収集と整理 | |
6 | フィールドワークの準備:目的および計画の設定 | |
7 | フィールドワークの方法1:参与観察 | |
8 | フィールドワークの方法2:インタビュー | |
9 | フィールドワークの方法3:データ分析 | |
10 | データの取りまとめと報告の概要づくり | |
11 | 口頭発表とそれに基づく議論 | |
12 | 報告資料の準備 | |
13 | 個別レポートの執筆準備 | |
14 | 報告書の作成と検討 | |
15 | 学習の総括 | |
16 | 定期試験期間 | |