【講義概要】
工業簿記とは、自動車やパソコン、家具などのモノを作っている会社、つまり製造業で用いられる簿記を指す。商業簿記との大きな違いは、自分の会社で販売するモノを作るという点にある。商業簿記では、仕入れた商品を販売するだけというシンプルな流れであるが、工業簿記では、調達してきた材料に手を加えて製品を作るという過程がある。
工業簿記の一番の目的は、自社で作った製品の原価を計算することにある。本講義では、工業簿記2級レベルの基礎について学習する。原価計算方法については個別原価計算を取り上げる。
【学習到達目標】
個別原価計算の計算および記録が自由にできる。
【履修上の注意】
学習到達目標に向けて、毎回の授業において課題(計算・記録)を出します。
【事前準備学習】
工業簿記の基礎を復習しておいてください。毎回の講義の復習も怠らないようにしてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『『検定簿記講義/2級工業簿記(2023年度版)』』 岡本清・廣本敏郎 中央経済社 2023 |
参考書 | 『『検定簿記ワークブック/2級工業簿記(2022年度版)』』 岡本清・広本敏郎 中央経済社 2022 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 工業簿記のしくみ | |
2 | 原価の基礎概念 | |
3 | 材料費の計算 | |
4 | 材料費の記帳 | |
5 | 労務費の計算 | |
6 | 労務費の記帳 | |
7 | 経費の計算・記帳 | |
8 | 製造間接費の計算 | |
9 | 製造間接費の記帳 | |
10 | 製造間接費配賦差異分析 | |
11 | 部門費の計算 | |
12 | 部門費の記帳 | |
13 | 個別原価計算の方法 | |
14 | 個別原価計算の記帳 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |