【講義概要】
医療・福祉施設におけるリハビリテーション場面を小グループに分かれて見学・体験します。対象者の医学的情報並びに観察から、必要となる検査測定をグループで検討し、それらの一部を指導者の監督の下、実践します。また、検査測定結果を統合・解釈し、問題点を抽出するまでの過程を体験します。
*履修者数やCOVID-19感染状況、学外施設の都合により、学内にて模擬症例を用いて授業を展開することもあります。
*本講義は学外での実習を含むことから、リハビリテーション学部のディプロマポリシーの全ての項目に関係する科目です。とりわけ【理学療法学を学ぶ学生としての態度】と【専門知識・技能】「習得した知識と技術を用いて、理学療法評価および治療を実践できる」能力を養うことを主な目的とします。
【学習到達目標】
臨床実習生としてふさわしい態度を実践できる。
症例に応じた検査測定項目を列挙できる。
指導者の指導・助言の下で、一部の検査測定を実践できる。
検査測定結果から問題点を抽出する過程を体験する。
症例並びに全ての関係スタッフと適切なコミュニケーションを実践できる。
レポート、プレゼンテーションを通して、自身の考えを表出できる。
【履修上の注意】
学外での実習を伴うことから、臨床実習科目と同様の心構えが必要です。
必要とされる謙虚さと積極性について再考し、履修に臨んでください。
【事前準備学習】
2年次春学期までに配当された理学療法評価学に関する科目を習得していることが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『実習ハンドブック』 名古屋学院大学 名古屋学院大学 『理学療法 臨床実習とケーススタディ 第2版 (標準理学療法学 専門分野)』 鶴見隆正, 辻下守弘 (編) 医学書院 2011 『3日間で行う理学療法臨床評価プランニング』』 中山恭秀(編) 南江堂 2013 『PT臨床実習ルートマップ』 柳澤健(編) メディカルビュー社 2011 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
学外評価(実習指導者による実習評価)と学内評価(課題、取り組み状況、症例報告会など)を総合的に判断して評価を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 症例見学・情報収集 | |
3 | 病態と検査測定項目の整理 | |
4 | 検査測定方法の確認と準備 | |
5 | 検査測定の見学・模倣・実践(問診、ROM、MMTなど) | |
6 | 検査測定の見学・模倣・実践(形態計測、感覚検査、腱反射など) | |
7 | 検査測定の見学・模倣・実践(バランス、歩行など) | |
8 | 統合・解釈 | |
9 | 中間報告会 | |
10 | 追加または再検査測定項目の確認と準備 | |
11 | 検査測定の見学・模倣・実践(不足項目を中心に) | |
12 | 検査測定の見学・模倣・実践(再確認項目を中心に) | |
13 | 問題点の抽出 | |
14 | 報告会準備 | |
15 | 報告会・まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |