【講義概要】
運動器疾患の病態について学び、その疾患に対する理学療法評価、理学療法について実践する。また、臨床で実施される総合的な治療をも理解し、理学療法士がどのように携わるかも体験する。
本授業は学科専門科目の専門実践科目、疾病・障害に対する理学療法学に位置し、臨床場面で遭遇しやすい運動器疾患について学ぶ科目となります。本学のディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「基礎医学領域の知識ならびにそれに基づく理学療法学と関連する専門領域の知識と技術を身につける。」【主体性・多様性・協働性】のうち「学習成果を活用し、他者と協働して問題解決に向けて行動する事が出来る。」といった能力を養うことを主な目的としています。
【学習到達目標】
運動器疾患に対する理学療法評価と理学療法を実践できる。臨床で実施される総合的な治療を理解し、その中の理学療法の実践について各障害に対する理論に基づいた検査および手技を実施できる。
【履修上の注意】
予習、復習の成果を毎々確認してください。なお、本講義は春学期の臨床理学療法学Aと対の科目ですので、臨床理学療法学Aで学んだことを実践に繋げられるよう学習して下さい。
【事前準備学習】
解剖学、運動学、体表解剖学、理学療法評価学、演習で学んだことを応用します。本講義までに十分復習しておいて下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『運動器障害理学療法学テキスト(改訂第3版)』 細田多穂 監修 南江堂 2021 |
参考書 | 『ベッドサイドの神経の診かた』 『新・徒手筋力検査法』 『関節可動域測定実践テキスト』 『運動療法学』 市橋則明 文光堂 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業態度、実技試験、筆記試験および平常点などで判断します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 肩関節疾患の評価と理学療法 | |
2 | 変形性関節症(股関節、膝関節症)の評価と理学療法 | |
3 | 骨折・脱臼(上・下肢)評価と理学療法 | |
4 | 骨折・脱臼(下肢)2の評価と理学療法 | |
5 | 外傷・傷害の評価と理学療法 | |
6 | スポーツ外傷・傷害(上肢)の評価と理学療法 | |
7 | スポーツ外傷・傷害(下肢)の評価と理学療法 | |
8 | 中間総括 | |
9 | 末梢神経障害の評価と理学療法 | |
10 | 脊椎疾患(頸部)の評価と理学療法 | |
11 | 脊椎疾患(腰部)の評価と理学療法 | |
12 | 切断(上肢、下肢)の評価と理学療法 | |
13 | 関節リウマチの評価と理学療法 | |
14 | 運動器不安定症・運動器症候群の評価と理学療法 | |
15 | 総括 | |
16 | 定期試験期間 | |