【講義概要】
理学療法学を学ぶ上でその入り口となる科目である。
理学療法の定義と歴史、医療ならびに地域社会全体における理学療法の位置づけ、基本的な理学療法について講義する。また、理学療法技術体系と関係法規、理学療法倫理に加え、理学療法学を学ぶものの将来の活躍の場や医学ならびに理学療法学研究、理学療法教育などについて講義する。これらから専門性の理解を深め、将来の進路を考える機会とする。
本科目ではリハビリテーション学部のディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシーにある専攻する学位分野の基本的知識を体系的に身に付け、思考力・判断力、主体性・多様性などの修得を促進する。詳細については、リハビリテーション学部カリキュラムマップを参照。
【学習到達目標】
理学療法の定義を説明できる。
理学療法の意義・役割・歴史などの概要を説明できる。
理学療法過程を説明できる。
理学療法学の教育を理解できる。
理学療法学を学ぶ学生の活躍の場や活動内容を説明できる。
医療事故や安全管理ならびに医療倫理について説明できる。
科学的根拠に基づいた臨床推論や理学療法学研究の必要性を理解し説明できる。
【履修上の注意】
大学生として基本的なルールを守った履修(無断欠席や無断遅刻はしない、授業中の私語は慎む等)をしましょう。
理学療法学について学ぶ最初の機会ですから、大いに疑問を持ちましょう。
教科書のすべてを網羅するには時間が不足します。予復習して講義に臨みましょう。
【事前準備学習】
大学生は、教えを待つのではなく、自ら興味を持って学び考えることが大事です。特に、この講義は専門科目の入り口の科目ですから、自らの将来を考えるとても大事な科目です。講義を通して自らの将来を考えていく、その中で生じた疑問は解決する、新たな可能性を感じたらそれを伸ばすよう努力するなど本講義を通して学習の癖をつけていきましょう。
講義内容を補うために教科書がありますので、教科書の該当する記載項目を読み直し、疑問があれば次回講義で質問してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『理学療法概論テキスト 改訂4版』 細田多穂 南江堂 2023 |
参考書 | 『理学療法概論 第7版』 奈良勲 編集 医歯薬出版 2019
『理学療法学概論 第4版』 千住秀明 監修 神陵文庫 2013
『理学療法科学シリーズ 理学療法概論 第6版』 理学療法科学学会 アイペック 2013 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験ならびに授業への取り組みにて評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 理学療法の定義と歴史 | |
2 | 理学療法と使命、倫理/理学療法士関連法規 | |
3 | 理学療法過程 | |
4 | 管理・運営とリスクマネジメント | |
5 | 理学療法士の組織と役割 | |
6 | 理学療法教育 | |
7 | 理学療法士の活動分野 | |
8 | 理学療法における臨床思考と理学療法研究および定期試験 | |