【講義概要】
人間は生涯を通して発達する。そのため、患者や利用者に関わり医療を提供する上で対象者の状態(現在)を知るだけではなく、これまで(過去から現在)とこれから(現在から未来)を知ることは、“その人”をより深く理解することに繋がる。本講義では人間の生涯発達について、運動、認知、情緒・社会の多面的側面から学習するとともに、主として小児を対象とした発達過程の評価についても学習する。本講義は、本学部のディプロマ・ポリシー【専門知識・技能】のうち「基礎医学領域の知識を身につける」、「理学療法専門領域の知識と技術を身につける」ことを主な目的としている。
【学習到達目標】
・発達の定義、発達過程を説明できる。
・発育の4原則を理解し、スキャモンの臓器別発育曲線の特徴を説明できる。
・胎芽・胎児期の発育過程の特徴を説明できる。
・発達段階における運動機能、認知機能、情緒・社会的機能の特徴を説明できる。
・発達検査の目的や意義を理解し、小児期に用いられる主要な評価尺度について説明できる。
【履修上の注意】
講義中の私語は禁止する。単に知識を覚えるだけではなく、それをもとに「考える力」を求めます。
【事前準備学習】
予習よりも復習に重きをおいて取り組むこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『人間発達学』 浅野大喜 メジカルビュー社 2021 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業参加への積極性と定期試験により評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 人間発達学の基礎と胎児期の発達 | |
2 | 運動の発達①粗大運動 | |
3 | 運動の発達②微細運動と運動発達の理論 | |
4 | 認知能力の発達 | |
5 | 社会性の発達 | |
6 | 遊びと生活能力、道徳性の発達 | |
7 | 家族関係の発達、発達の評価 | |
8 | 定期試験期間 | |