【講義概要】
地域理学療法学とは「地域理学療法学とは、動作や活動への多面的な働きかけにより人々が地域でのくらしを主体的につくりあげられるよう探究する学問」である。また、地域理学療法の実践領域は個別と集団、直接と間接の2つの軸で分類されている。本講義では、主として介護保険領域における地域理学療法の実践に必要な事項について体系的に学習する。本講義は、本学部のディプロマ・ポリシー【専門知識・技能】のうち「基礎医学領域の知識を身につける」、「理学療法専門領域の知識と技術を身につける」ことを主な目的としている。
【学習到達目標】
地域理学療法学の定義と概念を理解する。そして、各実践領域別および疾患別、病期別に、地域理学療法を実践するうえで理解しておくべき、評価と介入を行うための基本理論と方法に関する知識および考え方を身につける。
【履修上の注意】
講義中の私語は禁止する。単に知識を覚えるだけではなく、それをもとに「考える力」を求めます。
【事前準備学習】
予習よりも復習に重きをおいて取り組むこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『地域理学療法学(最新理学療法学講座)』 牧迫飛雄馬 医歯薬出版 2021 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業参加への積極性と定期試験により評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 地域理学療法学の定義と概念 | |
2 | 地域理学療法に求められる医学的管理 | |
3 | 地域理学療法における評価①心身機能・活動 | |
4 | 地域理学療法における評価②参加・QOL | |
5 | 訪問における地域理学療法 | |
6 | 通所における地域理学療法 | |
7 | 入所施設における地域理学療法 | |
8 | 中間試験 | |
9 | 病院における地域理学療法 | |
10 | 疾患別にみる地域理学療法の特異性 | |
11 | 介護予防における理学療法①フレイル | |
12 | 介護予防における理学療法②サルコペニア,ロコモティブシンドローム | |
13 | 緩和ケア・終末期医療における地域理学療法 | |
14 | 小児領域における地域理学療法 | |
15 | 地域理学療法学のエビデンスと課題 | |
16 | 定期試験期間 | |