【講義概要】
外国の文化と歴史を尊重するためには、その前提として自国の文化と歴史に理解を深めておく必要があります。本講義では、日本の歴史について特に対外関係史を中心に古代から近代まで概観し、今後、国際文化学部の専門科目において文化や対外関係の歴史を学ぶための前提としての歴史的思考力を獲得することを目的とします。
本講義は、国際文化学部国際文化学科ディプロマ・ポリシー「思考力・判断力・表現力」における「共生可能な持続的社会形成のための思考力・判断力・行動力を身につけることができる」を目的とする。
【学習到達目標】
国際的な社会や関係史のなかでの日本の歴史や文化に関する知識を習得し、その特質を理解する。
【履修上の注意】
授業への出席に加えて、映像視聴や実地見学への積極的な取り組みを評価します。
出席が規定に満たない場合は、失格となります。
授業は対面授業を基本とし、場合に応じて非対面授業を柔軟に実施します。非対面授業は、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。
【事前準備学習】
授業ノートをとって各回の授業内容を理解するとともに、課せられる課題やレポートで必ず予習・復習をしてくること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 講義時に指示します。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | 『一覧』 |
【評価方法】
課題およびレポート60% 授業態度40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 歴史学とは | |
2 | 歴史的思考力のあり方 | |
3 | 中国の文献に記録された日本の古代(1)漢書・後漢書 | |
4 | 中国の文献に記録された日本の古代(2)魏志 | |
5 | 日本はいつ統一国家になったのか? | |
6 | 熱田の古墳時代 | |
7 | 奈良・平安時代の国際関係と日本の文化 | |
8 | 武家政権の成立と宋・元・明 | |
9 | 博物館で考える歴史学 | |
10 | 室町幕府の外交 | |
11 | 室町外交の変質 | |
12 | 戦国時代の日本と世界経済の一体化 | |
13 | 16世紀日本社会の特質 | |
14 | 豊臣・徳川政権の歴史的評価 | |
15 | 近代日本と諸外国 | |
16 | 定期試験期間 | |