【講義概要】
高齢者問題について、①JR東海事件、②成年後見人制度、に焦点を当てて研究していきます。①については、「不法行為」の基礎とともに判例の分析・検討方法を学びます。また、就職に向けた力をつけていくためにも、新聞の読込み、関連時事問題の発表、グループディスカッションにも取組んでいってもらいます。講義計画で示しているスケジュールは、進捗をみつつ調整を行ない、また適宜、裁判・議会傍聴なども実施します。
【学習到達目標】
毎回の講義テーマで扱う判例について、条文とその解釈について発展的知識が定着している(法的知識の獲得)。応用的なケースについて、どのような点が争点となり、どの制度・条文が適用されるかを考察して、指摘できるようになる(多面的な調査・分析能力)。それらのことを、自分のことばでより長い記述および一定時間で口頭説明できるようになる(コミュニケーション能力)。社会人として必要であり、就活においてもアピールできる「チームワーク力」を身につける。
【履修上の注意】
ゼミでは、真摯な受講姿勢が、学修の楽しさと有意義な結果につながっていきます。個々のと努力とチームワークの双方を意識して臨んでください。
【事前準備学習】
事前学習として、講義テーマにしたがった教科書予習。事後学習として、授業の要点を教科書で確認して適宜問題演習に取組んで復習を行ない、適宜課題提出を行なう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『不法行為法における法と社会』 瀬川信久 信山社 2021 『民法の全条文:体系から学ぶ条文集』 大久保紀彦 三恵社 2024 『成年後見制度の落とし穴』 宮内 康二 青志社 2022 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
真摯かつ積極的な授業参加とミニッツペーパー等の提出課題 80点
客観的自己振り返りにもとづくポートフォリオ作成提出 20点
さらに、各ゼミ生の努力と取組み姿勢を加点要素として総合的に評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス 不法行為とは。 | |
2 | JR東海事件と不法行為 | |
3 | 発表1 | |
4 | 発表2 | |
5 | 発表3 | |
6 | 成年後見制度の問題点 | |
7 | 法制審議会の検討内容 | |
8 | 発表1 | |
9 | 発表2 | |
10 | 発表3 | |
11 | 研究発表会の発表内容 | |
12 | 発表1 | |
13 | 発表2 | |
14 | 発表3 | |
15 | 総まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |