名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限社会調査実習通年名古屋 43野尻 洋平GD3321
2限社会調査実習通年名古屋 43野尻 洋平GD3321

【授業情報】

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講義概要

 本実習は、社会調査士資格の取得に必要となる「G科目」に該当する。一年間かけて社会調査を実際に経験し学習する、すなわち社会調査の全プロセスを学ぶ科目である。今年度の調査テーマは「大学生の生活と職業・結婚に対する意識」を予定している。質問紙(調査票)によってデータの収集をおこない、統計的な分析をおこなう。演習の具体的な内容は、社会調査の企画、設計から、仮説の構築、質問項目(質問文・選択肢)の作成、調査票の作成、調査対象の選定・設定、サンプリング、実査に必要な準備、実査(調査票の配布、回収)、エディティング、データ入力、データクリーニング、集計、分析、仮説の検証、報告書の作成である。
 社会調査は、おもに社会学分野において発展してきた手法であり、社会学の理論的、経験的知識と深く関連しています。履修にあたっては、社会学の基本的な考え方や、社会調査士A~DおよびF科目に関する知識を習得しておくと、実習内容の理解が深まります。



【学習到達目標】

・社会調査結果を読むことができる
・社会調査を自分で企画、設計し、実施することができる。
・社会調査結果をまとめ、報告書を執筆することができる。



履修上の注意

・社会調査士資格の取得を希望し、かつ、本実習の履修前までに社会調査士関連科目を2科目(4単位)以上、単位取得済みの学生のみ、本実習を履修することができます。
・実習という授業の性質上、原則として欠席は認められません。ひとつのセメスターのあいだに3回以上欠席した場合は単位認定不可とします。
・基本的に、課題(宿題)を毎週行ないます。一週間課題に取り組んだ成果を授業で報告し、全員でディスカッションをするということを一年間繰り返していきます。
・報告担当にもかかわらず、事前連絡なく無断で欠席した場合は、単位認定不可とします。



【事前準備学習】

【事前学習】
・自分の調査テーマについて、毎日新聞やテレビなどでニュースをチェックし、それらのニュース記事をストックしておくこと。また、それらのニュースについて自分の考えや意見をまとめておくこと。

【事後学習】
・授業で学習した(ディスカッションにおいて指摘を受けた)内容について、再検討し、その研究テーマに関する問いを深めていくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・授業、課題への取り組み(70%)、最終報告書の提出(30%)による総合評価。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1(1)春学期ガイダンス
2(2)調査の企画・設計
3(3)先行研究のレビュー(1)―文献収集
4(4)先行研究のレビュー(2)―資料収集
5(5)調査課題の設定
6(6)サンプリング
7(7)仮説の構築(1)―理論仮説
8(8)仮説の構築(2)―作業仮説
9(9)研究計画書の作成
10(10)質問項目作成(1)―質問文の検討
11(11)質問項目作成(2)―選択肢の検討
12(12)調査課題、仮説、質問項目の報告会
13(13)調査票の作成(1)―レイアウトの検討
14(14)調査票の作成(2)―予備調査結果の検討
15(15)調査票の作成(3)―最終調整、実査に向けた準備
16(16)定期試験期間
17(17)秋学期ガイダンス
18(18)実査―調査票の配布・回収
19(19)データ作成(1)―コードブック
20(20)データ作成(2)―エディティング
21(21)データの作成(3)―第一回データ入力
22(22)データ作成(4)―第二回データ入力
23(23)データ作成(5)―データクリーニング
24(24)データ集計(1)―単純集計
25(25)集計結果の検討
26(26)データ分析(2)―仮説の検証
27(27)分析結果の検討会
28(28)成果報告書の作成(1)―問題設定から仮説構築まで
29(29)成果報告書の作成(2)―データと分析方法、変数の説明
30(30)成果報告書の作成(3)―分析結果の考察・解釈、結論
31(31)成果報告会
32(32)定期試験期間