【講義概要】
本講義では、現代家族に関する基礎的理解と家族が抱える諸問題について社会学的な視点から認識することを目標とする。
家族の現実的な姿と家族概念(あるいは、家族法における家族)は必ずしも一致するとはかぎらない。そうしたことを念頭におきつつ、家族についての講義を行っていく。具体的な講義内容としては、家族と世帯の違い、雇用(共働き)と結婚(未婚、非婚、事実婚)、子育て、離別(離婚率の上昇、DV)、高齢期家族、死別と遺族である。
この講義は、本学現代社会学部のディプロマポリシー「知識・技能」の「社会学・経済学・法学など現代社会を理解するために必要な基礎知識とそれらを包み込む幅広い基礎的教養を身につけることができる」ことを主な目的としている。
【学習到達目標】
家族に対する問いや理解を深め、家族と社会との結びつきを想像できるような思考を養う
一義的な家族ではなく、多様な家族が存在することを知る
【履修上の注意】
・毎回、ミニッツペーパーを書いてもらいます。
・5回欠席した場合は、即失格になります。なお、ミニッツペーパーを提出したかどうかで出欠をとります。
・大学は学びの場でもあり、論文やレポートなど、「書く」という行為が要求される場です。つまり、文章や言葉を「打つ」のではなく、文章を作るトレーニングとして、ノートを「書く」ことが前提です。この授業でも書く分量は多いです。そのことをよく理解したうえで、受講してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
ミニッツ・ペーパー(50点)、テスト(50点)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | 定位家族と生殖家族 | |
3 | 家族の定義と歴史的変化 | |
4 | 雇用(共働き)と結婚 | |
5 | 妊娠、子育て | |
6 | 親と成人子の関係 | |
7 | 家族と貧困 | |
8 | DV・離婚について | |
9 | 死にゆく過程と死別後の遺族 | |
10 | 災害と家族 | |
11 | 家族と住居 | |
12 | 少子化という現象 | |
13 | 子供の自立、未婚化、孤独死 | |
14 | 都市、地域のなかの家族 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |