名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限応用言語学概論1秋A名古屋 21黄 竹佑FE1305

【授業情報】

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講義概要

本講義では主に英語と日本語を対象に、言語の構造とその分析方法を学び、言語習得などに応用できるようになることを目標とする。例えば、英語と日本語の音・単語・文・文字などがどのようにできているか、どう使われているか、そこにどのような決まり・規則があり、どうして我々人間はことばをつかってコミュニケーションができる(あるいはできない)のか、といったことを学ぶ。講義や教科書の知識を覚えるだけでなく、実際にそれらを使って、英語、日本語、そして他に習得している言語を分析して、理解・納得しながら学習を進めるのが望ましい。

なお、本講義は、外国語学部のディプロマポリシー(DP)のうち以下の能力の獲得を目指す:
①言語についての幅広い知識を獲得し、それを活かすことができる。
⑥実社会で問題にぶつかった時、それについて注意深く考え、問題解決のための適切な判断を下すことができる。
⑧「ことば」という観点から、英語がもつ特質・特徴についての十分な知識を獲得する意欲を持っている。




【学習到達目標】

(1) 言語学的な考え方や分析方法の基礎を習得し、外国語習得や言語教育、通訳など応用言語学の幅広い分野に応用する。
(2) この授業で学んだ知識や考え方を通して、普段自分が使っていることばに関心を持ち、それを言語学的に分析・説明できるようになる。



履修上の注意

1. 講義で使用する資料はTeamsにアップロードする。
2. 毎週、教科書と参考資料の指定箇所の予習をすること。
3. オンラインで提出した課題は採点結果をTeamsで知らせ、よくある間違いは次回の授業で解説する。
4. 課題の締め切りは厳守すること。課題の提出遅れと未提出は0点とみなす。
5. 遅刻もやむを得ない状況を除き、欠席の扱いとなる。5回欠席した場合、単位は取得できない。



【事前準備学習】

1. 授業前の予習と授業後の復習を十分にした上で授業に臨むこと。
2. 予習と復習は毎週1-2時間程度である。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『言語学入門』 斎藤純男 三省堂 2010
参考書『ことばの習得―母語獲得と第二言語習得』 鈴木孝明、白畑知彦 くろしお出版 2012
『An Introduction to Language』 Nina Hyams, Victoria Fromkin, Robert Rodman Wadsworth 2013
『よくわかる言語学』 窪園晴夫 ミネルヴァ書房 2019
『言語学第2版』 風間喜代三、上野善道、松村一登、町田健 東京大学出版会 2014
指定図書一覧

評価方法

課題70%(すべての課題の平均点*0.7)
期末試験30%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1授業説明;ことばと動物のコミュニケーション
2意味の単位:語、形態素
3語の内部構造:語形成
4発音の仕組み:調音
5音素と異音
6ストレス、アクセント
7文の構造
8言語の変化
9言語の変異、言語の誕生と絶滅:ピジン・クレオール
10イントネーション、McGurkエフェクト:言語の知覚と産出
11言語処理と実験・調査の仕組み
12臨界期仮説、第一言語獲得
13第二言語習得・その他の重要な概念
14世界の文字
15まとめ
16定期試験期間