【講義概要】
本講義では、教育に関する法律を土台にして、日本の教育行政、学制、教育課程、教職などの諸面について理解を深めていきます。そして、それらの制度的な枠組みについて、歴史的な形成過程の検討と海外との比較を交えて考察し、改めて日本の教育制度の特徴について考えます。また、日本の教育制度が、現場で実際にどのように運用されているかを知ります。
【学習到達目標】
・日本の教育行政、学制、教育課程、教職などに関して、基本的な法律の規定を知る
・日本の教育制度の特徴について歴史的な形成過程の検討と海外との比較から考える
・日本の教育制度の枠組みが現場で実際にどのように運用されているかを知る
・日本の教育制度の課題とその解決策について、他者の意見を的確に理解しながら、自分なりの意見を持てるようになる
【履修上の注意】
学習環境や授業方法に関して不具合がある場合は担当教員に連絡してください。
・質問は除き、私語などの授業の能率と効率を下げる行為は、出来る限り控えてください。
・提出物や試験など評定に関する事項についての不正については、ただ厳正に対応します。
【事前準備学習】
・出欠と復習を兼ねた「受講確認メモ」を作成・提出していただきます。
・「中間課題」「期末課題」を実施する予定です。その内容が定期試験の範囲になるので、各回よく準備して取り組んでください。
・教育制度上、講義1単位あたりの自習時間は30時間が目安あり、“学習強度”についてご承知おきください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『いまさら聞けない!日本の教育制度』 樋口修資 武久出版 2020年 ・授業の主な資料は、基本的に担当者が作成し配布します。
・授業中に、「教科書」の記載事項について言及することがありますので、購入しておいてください。
・予習・復習で使うほか、理解を深める意味で、何となくでも読んでください。 |
参考書 |
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点30%、定期試験70%の成績で評価します。平常点には、授業内レポートを含めます。授業内レポート、定期試験の具体的な課題や評価基準については、授業中に指示します。また、授業内で行う課題については、授業内で継続的に解説、講評、質問対応等を行う他、メール等による相談も随時受け付けます。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | 教育の目的と教育関係法規 | |
3 | 公教育制度の基本概念 | |
4 | 学習指導要領 | |
5 | 義務教育制度における教育行政の条件整備 | |
6 | 教育勅語体制と戦後教育改革 | |
7 | 戦後教育改革の三理念 | |
8 | 教育委員会制度の誕生 | |
9 | 教育委員会制度の変容 | |
10 | 学級編制と県費負担教職員制度 | |
11 | 学校組織 | |
12 | 教職員の職務 | |
13 | 学校と保護者・地域との連携と学校選択 | |
14 | 学校における児童・生徒の管理 | |
15 | 学校安全・学校事故 | |
16 | 定期試験期間 | |